涌井 交流戦最多タイの15勝目!

[ 2010年5月27日 21:25 ]

阪神に連勝しタッチを交わす、6勝目を挙げた涌井(左から3人目)ら西武ナイン

 【西武6-1阪神】敵地の黄色いメガホンが揺れる中でも、普段通りのポーカーフェースで投げ続けた。西武の涌井が8回1失点と好投し、6勝目。交流戦に限ると和田(ソフトバンク)に並ぶ15勝目となり「前回勝てなかった。和田さんに並べたので、次に単独になれるかもしれない」と勝利の余韻に浸った。

 昨季の沢村賞右腕の片りんをのぞかせたのが七、八回だ。七回は表の攻撃で無死一、二塁の好機をつぶし、阪神に流れを持っていかれてもおかしくない局面。先頭のブラゼルに四球を出した後、城島を併殺打に打ち取ってピンチの芽を摘んだ。

 八回は慎重に攻め過ぎ、1死から3連続四球で満塁。「自分でつくったピンチ。最高でゲッツーというのがあって、思い通りになって良かった」。この日手応えを感じていたと言うスライダーで新井を併殺打に仕留め、再び窮地を脱した。

 セ・リーグの打者について「初球からガンガン打ってくる。1球勝負のつもりで投げているのがいい」と言う。終盤の七回に最速の150キロをマークするなど、言葉通りの真っ向勝負で挑み続け、チームに3連勝をもたらした。

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2010年5月27日のニュース