連打なし!無四球!高橋尚 指揮官絶賛「もう外せない」

[ 2010年5月27日 13:12 ]

フィリーズ戦の6回、ピンチを切り抜けガッツポーズするメッツ・高橋

 【メッツ5―0フィリーズ】強打のフィリーズに、気後れせず投げた。初球から積極的にストライクを投げ込む強気な投球で、メッツの高橋が6回を無四球無失点で先発初勝利。完ぺきな内容に「ゼロ(点)に抑えられたのは満足。率直にうれしい」とほおを緩めた。

 序盤は直球主体で追い込み、制球力抜群の変化球で打ち損じの山を築いた。5安打を許したが、連打はなし。6回1死一、三塁のピンチで迎えた主軸には「集中力を一番高めた」。4番ハワードからは徹底した変化球攻めで空振り三振を奪い、5番ワースは直球で右飛。マニエル監督は「制球がよかった。それが鍵だったな」と、要所でコースに投げ分けた正確さを勝因に挙げた。
 メジャー初先発だった21日のヤンキース戦でも6回無失点と好投した。そこから慣れない中4日の登板間隔も苦にしなかった。日本時代の間隔は中5日以上がほとんど。だが「休みもあったし、何とかなるんじゃないか」と構えずに臨み、きっちりと結果を出した。
 指揮官は「彼はローテーションの一員だ。もう外せない」。マイナー契約からはい上がった左腕は、すでにチームに欠かせない戦力になっている。(共同)

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2010年5月27日のニュース