藤井がソフトバンク打線抑え込み4勝目

[ 2010年5月27日 20:46 ]

 【巨人5-2ソフトバンク】2戦ごとに相手が変わる交流戦。カードの初戦を落とした翌日だけに、白星の意義は大きい。「連敗はできない」という責任感とともにマウンドに上がった巨人の藤井が、前日10得点のソフトバンク打線を抑え込んだ。

 わずか3安打で、四球も一つだけ。「出塁させると勢いがつく」と警戒していた1番の川崎は、3打数無安打に封じた。「一球一球の流れがつくれなかったかな」と自己採点は厳しかったが、ストライクを先行させて七回までを94球で片付ける好投。自身4連勝での4勝目をつかんだ。

 4月20日の横浜戦以降、6試合連続で1失点以内と安定した内容が続く。ここ4試合は、チームが敗れた次の試合での登板。岸に1失点完投を許した翌日の5月13日の西武戦でも、7回1失点で勝ち投手になった。悪くなりかけた流れを断ち切る、貴重な存在になっている。

 「彼流のリズムがあった。見習うべきですね」と原監督。ベテラン左腕の投球術で連敗を免れ、6勝6敗の五分で交流戦前半を終えた。

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2010年5月27日のニュース