荒木投手コーチ「力になったかと言えば、力になれていない」

[ 2010年5月27日 07:55 ]

 【ヤクルト2―3楽天】神宮にしとしとと降る雨が、選手の沈んだ気持ちを代弁しているようだった。試合後、クラブハウスで高田監督から辞意を聞いたナインは、一様にショックを隠しきれなかった。

 田中は報道陣から問い掛けられても沈黙が続いた。チーム低迷の責任を痛感し「ものすごく悔しい。あした、何とか準備して全力でいきたい」と声をしぼり出した。チームリーダーのベテラン宮本は「力になれずに申し訳ありません」と謝罪したという。「監督には『頑張ってくれ』と言われた。僕らがもうちょっとしっかりしていれば、というのがある。申し訳ない。それ以外ない」と声を沈ませた。
 今季勝ちなしの6敗を喫するエース格の石川も無念の表情を浮かべ、「監督だけのせいじゃない。残り試合がある。いい試合ができるようにしたい」と話した。荒木投手コーチも「力になったかと言えば、こういう結果なので力になれていない。残り試合は(小川)ヘッドコーチと協力して全力でやる」と前を向いた。

続きを表示

2010年5月27日のニュース