不振の3、4番が奮起!日本ハム豪快に今季初勝利

[ 2010年3月22日 19:27 ]

 【日本ハム16―5ソフトバンク】不振だった3、4番のひそかな誓いが、日本ハム打線を目覚めさせた。二回に打者14人を送り、8長短打などで10得点。梨田監督の通算500勝目を豪快に演出した。

 この回だけで先発全員が得点した猛攻は、1死満塁から始まった。突き放すチャンスで稲葉、高橋、糸井と3連続適時打。2死満塁で今度は9番の金子誠から再び3連続適時打を放って大量点を奪った。4番の高橋が「鳥肌が立つくらいつながった」と興奮するのも無理はない。
 打線が振るわず開幕2連敗。特に重症だったのが、3番稲葉、4番高橋の中軸だ。2人そろって2試合を終えての打率が1割1分1厘。高橋は「なかなか打席でシンプルに考えられなかった。チームの雰囲気も悪かった」。この日、2人で「3、4番が機能していない。何とか頑張ろう」と話し合い、試合前の円陣では主将の稲葉が、2年連続3連敗スタートの屈辱を阻止するための“喝”を入れた。
 今季初勝利で、リーグ連覇へ向けてようやく一歩を踏み出した。「まだ始まったばかり」という稲葉の言葉に、ようやく自信が戻ってきた。

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2010年3月22日のニュース