カブ弾も出た!オリックス“一丸”10年ぶり開幕連勝

[ 2010年3月22日 06:00 ]

サヨナラ暴投の時、打席にいた山崎(右)は、北川(右から2人目)らに水をかけられる

 【オリックス5-4楽天】拾いものでも勝ちは勝ち。オリックスが暴投によるサヨナラ勝ちで10年ぶりの開幕連勝を飾った。

 中盤に一度は逆転を許しながらの再逆転勝ちに岡田監督は「負けている展開でもあれだけ反撃の態勢をつくれた」とナインを称えた。1点リードされて迎えた9回1死から後藤が起死回生の同点ソロ。2死からラロッカの二塁打と2四球で満塁とし、最後は山崎浩がセーフティーバントの構えを見せた2球目が、相手投手の暴投を誘うなど一丸で勝利をもぎ取った。
 前日の開幕戦はDHでの出場に反発したカブレラを試合に出さなかった。4番を欠く中で1―0の勝利。火種がくすぶる可能性もあったが、試合前には通訳を挟んで面談。わだかまりを解いて、あらためてカブレラを4番・DHで起用した。「もう過去のこと。チーム方針に従うのが選手だと思っている。一生懸命やるのが自分の使命。きょうが自分の開幕戦だと思っている」とすっかり優等生に変身したカブレラは3回に先制2ラン。7回も中前打を放って仕事を果たして「チーム方針やからな。相当気合が入っていたな」と指揮官をにんまりさせた。
 昨季は楽天戦で借金15を作ったが、天敵の岩隈に続いて田中を打ち崩しての連勝に岡田監督は「そら大きいよ」。役者もそろった岡田オリックスに、開幕ダッシュの雰囲気が漂ってきた。

 ▼オリックス・後藤(9回1死から1号同点ソロ)モヤモヤしていたので良かった。完ぺきでした。3番?責任感というか、鍵を握る打順なので重責。積み重ねていきたい。

 ▼オリックス・木佐貫(先発で6回5安打4失点)6回は絶対にホームランを打たれてはいけない場面でした。あの1本ですね。(黒星が付かなかったことは)ラッキーでした。

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2010年3月22日のニュース