4番は封じたが…帆足、次打者への“2球”に泣く

[ 2010年3月22日 06:00 ]

7回無死、大松に本塁打を打たれ天を仰ぐ帆足

 【西武1-2ロッテ】今季初登板で7回6安打2失点。先発投手としての責任を果たした西武・帆足だったが、同じ打者への2球に泣いた。

 4回2死二塁から大松に同点中前打を許すと、7回はまたしても大松に右越えソロを被弾。厳しいコースだったが、ともにパームを打たれ「ああいう展開だったので、なおさら本塁打は大きく響いてくる」と反省した。
 前日の開幕戦で涌井が金泰均から4打席連続三振を奪い、帆足も2打席目まで連続三振を奪った。「涌井がうまく攻めて崩してくれたので」と、この日も無安打に封じた。4番打者への過剰な意識はなかったが、次打者の大松に手痛い一打を浴びた。渡辺監督は「一番警戒する打者だと思っていた。うまく打たれた」とかばったが「点が取れない時に投手がしっかり抑えていかないと」と、もうひと踏ん張りを求めた。

 ≪ああ11残塁…帆足見殺しに指揮官「もう1本が…」≫打線が力投した帆足を援護できず。2回2死一、三塁から今季初安打となる左前適時打を放った片岡は「やっと開幕です」とホッとした表情を見せたが、6回の2死満塁では捕邪飛に倒れるなどチームは11残塁と決定打を欠いた。渡辺監督は「チャンスはつくるんだけど、もう1本が出ない。投手はゲームをつくっているから、後は打つ方がいいところで点を取れれば変わってくる」と話した。

 ≪西武ヒヤリ…試合前にボヤ騒ぎ、出火原因は不明≫21日の試合前の午前11時40分頃、西武ドーム内の一塁側売店から出火する騒ぎがあった。この日は2万7682人の観衆が集まったが、消火器や屋内消火栓による消火活動ですぐに鎮火し、ケガ人はなかった。球場アナウンスで騒動の説明が流されたが、出火原因は不明。球団は今後、すべての店舗に対して安全点検を実施すると発表した。

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2010年3月22日のニュース