継投策裏目…守護神・武田久573日ぶりの黒星

[ 2010年3月22日 06:00 ]

延長11回1死、松田に勝ち越し本塁打を浴び、ガックリの武田久

 【日本ハム1-2ソフトバンク】1点リードの7回、2死となって日本ハム・梨田監督が継投策に出た。先発の左腕・武田勝が右の江尻と交代。オーティズ、小久保、多村と右が並ぶ場面とはいえ、武田勝はまだ74球で1安打無四球だった。

 「武田勝はチェンジアップが浮いていたし、江尻の方が長打は少ないと思った」と指揮官。江尻は昨季、中軸3人に対して計11打数1安打と封じ込んでいたデータもあった。しかし、江尻は連続長短打されて同点を許した。厚沢投手コーチは「勝は結果的に右打者を抑えていたが、紙一重だった」と説明したが、継投策は裏目に出た。
 延長11回から登板した守護神・武田久は伏兵・松田に決勝弾を浴びて自身573日ぶりの黒星。開幕戦をエースで落とし、継投ミスで守護神に黒星がつく悪夢の逆転負け。開幕2連敗は痛い。

 <ソフトバンク戦では3年ぶり被弾>昨季無敗でセーブ王(34S)に輝いた武田久(日)が08年8月25日の西武戦以来となる黒星。ソフトバンク戦での被本塁打も07年5月20日に多村に喫して以来3年ぶり。同カードは23試合、延べ116人連続でノーアーチに抑えていたが、痛恨の被弾になった。

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2010年3月22日のニュース