斎藤「右ひじねんざ」、今季の復帰は絶望的 

[ 2008年7月16日 13:58 ]

 米大リーグ、ドジャースは16日、右ひじを故障した斎藤隆投手(38)の精密検査の結果を「右ひじねんざで靱帯を痛めている」と発表した。故障者リスト(DL)入りし、約6週間のリハビリ後に再診を受けるが、順調に回復しても練習に必要な時間を考えると、今季中の復帰は難しそうだ。

 球団は「リハビリが進むにつれて詳細を把握できる」としながら「斎藤が、報道される前に家族に連絡したいということで発表を遅らせた」と説明。状況の深刻さと斎藤のショックの大きさがうかがわれた。
 今季はキャンプから右ふくらはぎ、左臀部と下半身の故障で調整が遅れた影響か、メジャー3年目で既に過去最多の3敗を喫している。それでも7月に入って調子を上げてきた中での故障だった。右ひじは初めて痛める個所。下半身の不安が負担につながったのかもしれない。
 一昨年、マイナー契約からはい上がり、球団の新人最多記録の24セーブ。昨季はフルシーズン抑えで活躍し、2勝1敗39でオールスター戦にも出場した。再生して夢をつかんだ右腕だが、年齢を考えると今後は試練が続きそうだ。(共同)

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2008年7月16日のニュース