木佐貫4回途中KO 救援も炎上

[ 2008年7月16日 06:00 ]

 【巨人4―7中日】天国にいる大投手も首をかしげたに違いない。球団OBで通算303勝の右腕にちなんで名付けられたスタルヒン球場で、16年ぶりに行われた巨人戦。スタンドを埋めたG党が目にしたのは、15安打で7点を失った投手陣の乱調ぶりだった。連勝は4でストップ。16年前は4番だった原監督も「木佐貫?どうフォローしていいか分からない。6、7失点目も大きかった」と渋い表情だった。

 木佐貫がいきなり先頭の荒木にソロを浴びるなど2失点。結局、3回0/3で9安打4失点。単調なリズムで3敗目を喫した右腕は「打たれすぎでしょう…。直球がよくないと変化球も生きないです」と肩を落とした。打線の追い上げも、中継ぎ陣の山口、東野も失点を重ねて反撃ムードが消沈。伊原ヘッドコーチは「序盤であれだけ守らされたら打線もリズムを作りづらい」と投手陣の不調を敗因に挙げた。
 7月は8勝4敗で2位はキープ。4打数無安打の小笠原も「また一から頑張ります」と下を向くことはなかった。試合後、チームは札幌へと移動。遠い先にいる首位・阪神への挑戦権を得るために、3位・中日に連敗はできない。

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2008年7月16日のニュース