粘って粘って 福浦12球目をサヨナラ打

[ 2008年7月16日 06:00 ]

<ロッテ・オリックス>9回裏2死一、二塁から福浦の右前サヨナラ打で生還したサブロー

 【ロッテ3―2オリックス】不振にあえぐロッテの福浦が粘りに粘って試合を決めた。2―2の9回2死一、二塁。厳しいコースをファウルで逃げて12球目を右前に運んだ。二塁走者・サブローが好走塁で生還して今季6度目のサヨナラ勝ち。重光オーナー代行の御前試合で2年ぶりの6連勝だ。

 「何とかしたいと思っていた。12球粘った?すいません、早く打ちたかったんですけど。なかなか連勝できなくてすいません」と福浦。打率・249と低迷しているだけに恐縮しきりだが、もがき苦しむ中で、この試合から打撃フォームを変えた。バットのトップの位置を後ろにして動かさず、始動を早める意識。効果は3回の右犠飛、6回の右前打にも表れた。励みは6月28日に誕生した次男。滉人(ひろと)と命名したことを明かして笑った。止まらぬ進撃に頼れる3番打者の復調。重光代行は「ぜひ(連勝を)続けてほしい」とご満悦だった。

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2008年7月16日のニュース