イチロー貫禄の1安打、福留は2打席凡退

[ 2008年7月16日 10:08 ]

オールスター戦の3回、右前打を放つマリナーズのイチロー

 米大リーグの第79回オールスター戦は15日、ニューヨークのヤンキースタジアムで行われ、昨年の最優秀選手(MVP)のイチロー(マリナーズ)はア・リーグの「1番・右翼」で先発出場、3打数1安打だった。福留(カブス)はナ・リーグの「8番・中堅」で先発、2打数無安打。

 イチローは第1打席は右飛、3回の第2打席はザンブラノ(カブス)から右前打、5回の第3打席は空振り三振で、6回の守備からベンチに下がった。
 福留の第1打席は一ゴロ、第2打席は空振り三振で、5回の守備から交代した。
 試合は1967年に並ぶ史上最長タイの延長15回、ア・リーグが4―3でサヨナラ勝ちし、1分けを挟んでの連勝を11に伸ばした。通算成績はアの37勝40敗2分け。
 1923年開場のヤンキースタジアムは、今季限りで歴史に幕を閉じ、ヤンキースは来季から現球場の隣に完成する新球場を使用する。

 ▼ イチロー外野手の話 無条件で楽しくて、特別な日。最初と最後(の凡退)は悔しい。もちろん本塁打を狙った。後半戦では、当初から掲げている目標をすべて達成したい。チームは厳しい状況だが、僕を見に来る人はたくさんいる。見る人の視線を意識してプレーする。

 ▼福留孝介外野手の話 楽しかった。すごい舞台だと感じた。全体的にフワフワとしていた。初球は狙っていたけど、そんなに甘くなかった。間違いなく思い出に残る。次は初安打も打ちたいし、何か違ったことをしてみたい。

 ▼フランコナ監督(ア・リーグ)の話 最後の2時間は本当に楽しかった。できることなら全員使って、その上で勝ちたかった。それができた。投手がいなくなったら(外野手の)ドルーを投げさせようと思っていた。

 ▼ ハードル監督(ナ・リーグ)の話 1点差での敗戦は本当に残念。2点のリードは守れなかったが、素晴らしい守備があった。両軍全員使い切ったんだろ? すごいことだ。
(共同)

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2008年7月16日のニュース