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快竿初体験13匹ゲット アジ占めちゃった

[ 2016年11月21日 05:30 ]

なな子さんは北風の中、頑張りました
Photo By スポニチ

 【釣ってヨッシイ!】今回は本紙アダルト面で、エロチックな漫画を好評連載中の鏡なな子さんの“沖釣り初体験”にお付き合い。まずは基本のマアジ釣りということで、東京・葛西橋の第二泉水から東京湾へ。強い北風の中、最後まで頑張ってくれました! (吉田 泉)

 幼い頃、父親と海辺でイワシ?を釣った、おぼろげな記憶があるというなな子さん。「私、結果が残る趣味じゃないと嫌なんです。そういう意味で釣りには憧れを持ってました」。さて、東京湾のアジくん。その熱い思いに応えてくれるか!?

 先生役を務めてくれたのは釣り宿の常連で、ベテランの江東区の水上勝彦さん(47=会社員)と栗原時男さん(63=フリー)。「仕掛けが底に着いたら1メートル上げて竿をチョンチョン振ってコマセを出し、また1メートル上げて待つんだよ」「船酔いで吐きたくなったらトイレは駄目だぞ、余計気持ち悪くなる。ガハハ」等々、指南を受けながらポイントへ。そして、緊張の第1投だ。

 だが潮が動かず、全くの食い渋り。「え~、もっと簡単に釣れると思ったのに~」(なな子)「甘い!」(先生)。そして何度目かの移動後、歓喜の瞬間はやってきた。「掛かった!」。なな子さんの竿がプルプル震えている。「やった~!うれしい」。初顔は25センチほどのマアジ。だが気を良くして臨んだ中盤戦、徐々に北風が強まってきた。

 海はポチャポチャ状態。揺れる船で、なな子さんは酔い止めを飲んで踏ん張る。小倉裕士船長は船を本牧沖へ移動。そこで、やっと当たりが連発するようになった。

 なな子さんのピッチも上がってきた。投入から取り込みまでの手際も慣れたもので、本人もビックリの2点掛けも披露。船べりで逃げられるご愛嬌(あいきょう)もあったが、マアジ13匹、ほかにサバ、カサゴ、イシモチ、マダイ(これは先生からのプレゼント)もゲット。この日はトップ33匹と食い渋りの中、見事なデビューを飾った。

 栗原さんは「魚を平気で触れるし、筋もいいんじゃない」。水上さんも「この風の中、これだけ釣れば立派」。2人の先生に合格点をもらったなな子さんは「みんな優しいし、釣り船って本当に雰囲気がいいですね」。さあ、次はマグロでも釣りますか!? 

 ◎鏡なな子 「おまえたちの命を無駄にしない」アジフライ最高です!

 晴天で、船の中はおじさんたちでいっぱい。「若い姉ちゃんが乗ってるじゃないの」と、みんな優しくしてくれて(笑い)。初めてという不安が消えていきました。釣りの先生は両隣のおじさま2人。分かりやすく教えてくれて、なんとかアジを釣ることができました。

 初めて釣ったときは「やった~」ていう感じ。慣れてきたら掛かったときのプルプルッていう感触も分かるようになったんですよ。ただ風が強く、自分の糸が絡まったり、おじさまの糸と絡んだり(オマツリっていうんですね)したのは残念。

 私はスーパーで売ってる魚ばかり見ていたので、釣り上げた生きてる魚を見た瞬間「命を釣って、これから自分が食べるんだなあ」という、何とも言えぬ気持ちになりましたよ。私たちは普段から加工されたものを食べているから、平気で残したりするんだと思います。コレが自分が育てた家畜が加工され、自分が食べるとなったら…絶対に残すものか、感謝の気持ちを持ってコイツの分まで生きようって思うでしょう?だから生きた魚をバケツに入れるたびに「おまえたちの命を無駄にしない」と誓いました。

 翌日、アジは三枚におろしてアジフライに。アラはダシにしてスープを作りました。自分で釣った魚は本当においしい!残さずペロリです。本当に楽しかった。また行きたいです!!

 ◆鏡 なな子(かがみ・ななこ)昼はOL、夜はホステスの二足のわらじを履く28歳の乙女。趣味は編み物。「OLですが、キャバ嬢はじめました」コミックス発売中。12月ドラマDVD発売予定。本紙で金曜、土曜、日曜に漫画連載中。アメブロ「OLのぼやき」更新中/ツイッター@kagami7753。フォローしてくださいね。

 ▼東日本釣宿連合会所属、葛西橋・第二泉水=(電)03(3645)2058。午前7時出船。餌・氷付き9500円。カワハギ、スミイカにも出船中。

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