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徳島県海部郡の大里松原海岸 マダイやイシダイも狙える絶好の釣り場

[ 2023年12月20日 05:30 ]

48センチのマダイをゲットし思わずガッツポーズ
Photo By スポニチ

 今年も師走に入り一段と冷え込み水温が下がり、近郊では投げ釣りのターゲットが少なくなってきた。そこで、広大なサーフから大物を狙おうと12月中旬に定評ある徳島県海部郡の大里松原海岸へ釣行。暗い間はさっぱりだったが、明るくなるとカワハギが次々にヒット。その後オジサン、メイチダイと高級魚が続き、最後にはなんと48センチのマダイまでヒット!少し早いが最高のクリスマスプレゼントをいただいた。(スポニチAPC・松尾 幸浩)

 大里松原海岸は海部川の北側に広がる約4キロの砂利浜で太平洋に面して、釣り人には最高のフィールドである。現地到着が午前0時すぎ。広大なサーフの北側で、まずは明るくなるまで超大物を狙って竿を出したが、猛烈な餌取りに完敗。

 早々に諦めて仮眠する。再開したのが少し明るくなった午前7時前。今度はアオイソメを餌にしておいしい魚を狙う作戦だ。天気も良く、追い風が吹いて、大海原へとキャストするとスカッとして気分は最高。これが投げ釣りの醍醐味(だいごみ)だろう。魚の寄り場が分からないのでセオリー通りに遠、中、近と投げ分けてアタリを待つ。

 自宅を出る時は強風だったので竿が出せるか心配したが、波も穏やかで暖かい最高の天候にも恵まれた。ただ、前日の雨の影響でやや水潮気味のせいか、釣りたい気持ちとは裏腹に全くアタリがない。

 今日は大潮で、今は満潮時刻でもあり、ここは下げ潮にヒットするパターンがよくあるので期待していると、午前8時すぎに潮はゆっくりと下げ始め、いよいよチャンスタイムの到来。竿先を注視していると、一番右の竿先がコンコン、グィーッと初アタリ。上がってきたのは本命である25センチのカワハギだ。肝もたっぷりでおいしそうなので思わず口元が緩む。これは遠投の竿にヒットしたので、届く範囲で沖のカケ上がりに仕掛けを止めて、回遊してくるカワハギを迎え撃つのが基本的なスタイル。

 これがうまく当たって次々にカワハギがヒット。ただ、今回は少しサイズが小さく手のひら級なのが残念。それでも連続6匹もヒット。ここまで来たかいがありました。そして、ここから素晴らしいドラマの幕開けです。

 まずは竿先が海面に突き刺さる強烈なアタリで38センチもある珍しい高級魚のオジサン(魚の名前)登場。次はQDがジィーッと悲鳴を上げて37センチのこれも抜群においしいメイチダイ。

 そして、最後はガシャンと大きな音で振り向くと赤竿が三脚の上でシーソー状態です。これはデカイぞと慌てて走り寄り竿を取りましたが、大きく満月になり重量感たっぷりで、ガンガンと頭を振るすさまじい引きで防戦一方。ハリス4号、ハリはカワハギ用のウナギ針10号の細仕掛けですから無理はできません。ゆっくり好ファイトを楽しみながら慎重に寄せて抜き上げたのはなんとマダイ。測ると48センチもあり、思わずガッツポーズ。きょうはもうこれで十分と11時に意気揚々と納竿。

 ここは太平洋に面しているので年間を通して水温が高く今後もカワハギをはじめマダイ、底物のイシダイなどの大物も狙える絶好の釣り場だ。

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