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早速頂鱒(いただきます) 宇都宮市・鬼怒川フィッシングエリアに“新顔”

[ 2017年10月25日 07:27 ]

頂鱒を手にしたあかり
Photo By スポニチ

 【あかりの“管釣り”っちゃおう!!】台風も過ぎて、釣りの秋が到来。管理釣り場(エリア)ではトラウトたちが元気に泳ぎ回る。ふくだあかりが出掛けたのは栃木県宇都宮市の鬼怒川フィッシングエリア。そこで出合った魚は…ありがたくいただきマス。

 シーズンになると必ず行くエリアがある。

 そこは私がエリアの釣りを始めた当初からお世話になっている場所で、とってもなじみがある。スタッフたちはみんな親切だし、釣り場・足場の整備もきちんとしている。何よりも入っている魚がいい。サイズも、引きも良くて、毎回楽しませてくれるの。

 そんな鬼怒川フィッシングエリアに最近、珍しいマスが入ったということで行ってきた。その名も「頂鱒(いただきます)」だ。

 このマスを生産している(有)神山水産は「頂点を目指すニジマス」という意味を込めて名付けたそうで、なんでもニジマスの平均成熟期間が2年のところ、倍の4年をかけて成熟させる品種だそう。成熟が長い分、肉質が良好なまま大型化し、さらに良い餌を与えて育てているのでとてもおいしいらしい。

 釣行当日は秋の長雨のまっただ中で、連日ず〜っと雨。気温もぐっと下がり、10月の半ばにして10度を下回る寒さ。急に気温が変化したり冷たい雨が降るとトラウトの活性が下がる時があるけれど、まさにこの日はその不安が的中。朝イチから始めてみたものの、食いが上がらずだいぶ苦戦。朝1発目、このエリアでよく当たる重め赤金スプーンを遠投してくまなく探ってみるものの、当たりはあるがうまくヒットにつなげられない。

 やっとヒットしてもバレてしまう。ならばと、ハリを新しくし、ちょっと軽いスプーンに交換して、スローリトリーブにするとガツンとヒット!いきなりドラグを出すかなり元気な走り。丁寧にやりとりをして上がってきたのは40センチの本命「頂鱒」。

 その後も「頂鱒」を釣るたびに引きの強さに驚きながら、スプーンの重さやカラー、リトリーブスピードを変えつつ、数を伸ばしてこの日は終了。

 40センチ前後の「頂鱒」を5匹とニジマスの数釣りをして、雨で寒い中でも熱い釣りをすることができました。

 地元のイタリア料理店やラーメン店でも食材として使われていて、プロの料理人からも高く評価されているこの「頂鱒」。さばいてみるとキレイな赤身でびっくり!そのまま刺し身でも食べられるし、もちろん洋食にアレンジしてもおいしい。

 この魚はリリースをせずに持ち帰る人が多いそう。私も2匹を持ち帰りました。

 ここは女性・子供・ペア料金が設定されていてお得にエリアフィッシングを楽しむことができます。

 「頂鱒」の他にも大型のヤシオマスなど多魚種をたくさん放流しているので是非釣りに行ってみてくださいね。

 ◎ふくだあかり 1981年(昭56)、茨城県生まれ。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

 ▼釣況 鬼怒川フィッシングエリア(栃木県宇都宮市中岡本町835)=(電)028(623)1389。営業時間は2月末日まで午前7時から午後4時半。料金は一般4400円、女性・高校生2500円。ペア券5000円ほか各券種あり。

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