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パパと満喫シロギス 雨&荒れ気味の海でも頑張った

[ 2017年9月28日 08:35 ]

 【釣り人掲示板】第18回親子釣り体験教室(主催・日本釣振興会、日本釣りジャーナリスト協議会)が23日、東京都平和島の釣り船「まる八」で開催され37人が参加した。対象魚はシロギス。20センチ超の大型も釣れ、親子で小気味よい引きを楽しんでいた。(笠原 然朗)

 当日は北寄りの風が強く、雨も降るあいにくの天候。それでもポイントの木更津沖まで約1時間の航程中も、羽田空港から離発着する飛行機を見上げたり、子供たちはクルージングを楽しんでいる。たまに大きく揺れる船も遊園地のアトラクションのようだ。

 うねうねと動く餌の青イソメの付け方、竿の持ち方、リールの扱いなどを同船した講師に習ってからいざ釣り開始。ところが釣り堀とはわけが違う。相手は自然。それも荒れ気味の海だ。

 さいたま市の菊池浩史さん(52=会社員)と恵生(めい)ちゃん(9=小3)は、釣り堀や川釣りは経験しているが、海釣り、そして釣り船に乗るのも初めて。

 「娘がどうしても行きたいと言うので」と言う浩史さんが良型を釣り上げる。父の笑顔を横目に「ねぇ、どうして釣れないの。疲れた、眠い」とふくれっ面の恵生ちゃんに待望の1匹が来たのは釣りを開始して約1時間後。「釣れたよ」と大喜びだ。

 千葉市の江藤靖典さん(46=会社員)、壮二郎君(10=小5)は、昨年から海釣り公園で釣りを楽しんでいるという。船釣りは昨年8月に浦安で開催された教室に続いて2回目。

 父親も驚くほどの集中力で竿先をじっと見つめる壮二郎君だが、釣れたのは小さなトラギスだけ。そしてついにブルブルというシロギスの魚信が手元に伝わってきた。やっと釣れた1匹を持って壮二郎君は恥ずかしそうにVサイン。

 食い渋りだからこそ釣れた1匹は値千金。親子で釣りの奥深さも体験した一日となった。

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