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「ドッカ〜ン!」と一発!マアジ37センチ

[ 2017年1月31日 05:30 ]

ドッカーンという当たりでした」この日一番の大型を釣り上げた山田さん
Photo By スポニチ

 【ガイド】季節風に悩まされるシーズン到来。半端ない強風で早帰りを余儀なくされるケースも…。そんな中、お薦めなのが比較的風に強い東京湾のマアジ。周年このアジを攻める小柴・小金丸で一荷の連発を味わった。(スポニチAPC林 悠二)

 「昨日の風は特別だったね。やむなく早上がりしました」。仕掛けが宙を舞い、昼まで釣るのがやっと。大苦戦したとは小山満寿夫船長。

 そして迎えたこの日。

 「来たぞ!ほら、一荷だぞ!」。北風がいくぶん残る八景沖。45メートルダチでの第1投で、いきなり元気な声が船上に。22〜23センチ級の中アジ一荷で一番乗りしたのは、つい先日、67匹釣って竿頭を飾った横浜市の角田喜代志さん(70=自営業)。そして早くも入れ食いモードに突入している。

 朝一番、「この赤タン使いなよ」「虫(青イソメ)持ってきた?」。持参した餌を快く分けてくれた宿の常連さん。宿の開業以来50年も通い続ける大ベテランなのだ。前日も乗船したが19匹(竿頭)だったのが納得できず、ナギの予報を頼りにうっぷん晴らしに来たのだとか。

 食いは良かった。当たり→取り込みと“カラビシ”なし。予想通りの展開にテンション上がりっぱなしの角田さん。

 船長が指示する「タナは底から2メートル」がドンピシャ。ビシが着底したら十分に緩みを取り、道糸を1メートル巻いて小幅に竿を振ってコマセを出し、ここで1メートル巻き上げて当たりを待つ。

 「水温が下がると当たりが小さくなりますよ」と船長。置き竿ではまず釣れない。常に小さな幅で誘いを掛けて―船内アナウンスを繰り返し流している。状況に左右されやすい冬場の魚。「釣れているうちに、どんどん釣ること」のようだ。だが開始から3時間、食いは一向に衰えない。16人の竿が次々と立ち、魚が船内に取り込まれ続けている。

 「一服のため置き竿にしたらドッカ〜ン!」この日最大の37センチを上げた三鷹市の山田幹雄さん(67=会社員)も、宿に25年通う常連さん。「コマセはビシに7分目。あまり出さないこと」が決め手だとか。

 右・左舷ともに順調だ。時折オマツリはあるが、食いが止まることはない。ただ、22〜23センチの中・小アジが主体で、山田さんが上げた大型は船中数えるほど。後半は南西風が吹き荒れたが三浦半島が風を和らげ、定時まで竿が出せて釣果は25〜61匹。竿頭はこの日も角田さん。山田さんは42匹。筆者も山田さんと同数で上々の成績となった。

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