古市憲寿氏、ジャニーズ会見のセンシティブな質問に苦言「事実上のアウティングを強要している」

古市憲寿氏　公式インスタグラム（＠poe1985）から

　社会学者の古市憲寿氏（38）が7日に自身のX（旧ツイッター）を更新し、同日に行われたジャニーズ事務所の会見についてコメントした。

　古市氏は「ジャニーズの会見、記者からの質問にはレベルの高いものも多く、メディア全体が変わるきっかけになるようなやり取りが見られてよかったです」と評価する。

　一方で、一部の記者からセンシティブな質問が出たことに触れ「会見出席者に対して、自身も性被害にあっていたかどうかを(すでに本人が会見前半で触れているのに)、執拗に聞き出そうとする。事実上のアウティングを強要していて、セカンドレイプにもつながりかねないと危惧しました」と苦言を呈した。

　また「このジャニーズ問題に関して、一番の加害者はこの世にいない。大切なのは、この社会が似たような問題を起こさないこと。たとえば男性も性被害にあうという認識を広めること。相談しやすい仕組みを作ること。被害者に寄り添うふりをして、過去を野次馬的に暴くことじゃない」と、自身の見解をつづっていた。