ジュリー氏 東山紀之新社長選出の理由「当時Jr.の皆さんと経営陣の間に溝が…溝作らないためにも」

[ 2023年9月7日 15:51 ]

<ジャニーズ会見> 会見に臨む東山紀之新社長(左)と藤島ジュリー景子氏 (撮影・西海健太郎)
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 ジャニーズ事務所が7日、ジャニー喜多川前社長の性加害問題を巡り、都内で会見を行った。藤島ジュリー景子社長(57)が出席し、被害者への謝罪と社長退任を発表。被害者の補償、救済のため代表取締役として残留することを明らかにした。

 ジュリー氏はジャニー氏の姉でともに事務所を支えてきた藤島メリー泰子氏の娘。ジャニー喜多川前社長の性加害問題を調査していた外部専門家による「再発防止特別チーム」が先月、現社長・ジュリー氏の退任を提言し、今回の問題の背景に「同族経営の弊害」があると指摘されていた。

 ジュリー氏の出席は当日の体調などを考慮して判断されると見られたが、会見場に姿を現した。性加害問題が大々的に取り沙汰されるようになって以降、会見に出席するのは初。今年5月、被害者へ謝罪した際は動画と文書での発表だった。

 会見では「故ジャニー喜多川による性加害問題につきまして、2023年8月29日、特別チームによる調査結果と提言が公表されましたが、ジャニーズ事務所といたしましても、私、藤島ジュリー景子個人といたしましてもジャニー喜多川に性加害はあったと認識しております。被害者の皆様に心よりお詫び申し上げます」と性加害の事実を認めて謝罪。また「特別チームの提言を真摯に受け止め、9月5日をもって、代表取締役社長を引責辞任致しました」とし、「新しい代表取締役社長は本日同席させていただいております東山紀之が務めさせていただきます。また、弊社代表取締役副社長の白波瀬傑も9月5日をもって、引責辞任致しました」と発表した。

 東山紀之を社長にした理由としては「私が退任するという意思を固めた時、もちろん外部の方にお願いするという選択肢も頭の中にはございました。ただ、今回の問題を振り返って反省した時、きっと当時のJr.の皆さんと経営陣の間に溝があったのも大きな原因の一つだったのではないかと思いました」と原因を突き詰めたという。

 「それを考えた時に、チーフコンプライアンスオフィサーの方、そのほか経営陣の方に外部の方や専門知識を持たれた方に入っていただくことを10月の経営刷新に向けて考えておりますが」とした上で、「やはり当時被害に遭われたJr.の方たちに寄り添うことも、今、私共で頑張ってくれている所属タレントやJr.の気持ちをわかる、溝を作らないという意味でも、長くジャニーズ事務所に所属してタレントの気持ちをわかるという人がトップに立つ方がみんなとの溝をつくらないという意味で重要ではないかという意味で東山に依頼致しました」と述べた。

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