東山紀之新社長 性加害の“現場”だった「合宿所」は「設置しない」と報告「閉鎖的なことが問題だった」

[ 2023年9月7日 17:00 ]

<ジャニーズ事務所会見>会見に臨む東山紀之新社長(撮影・西海健太郎)
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 ジャニーズ事務所が7日、故ジャニー喜多川前社長の性加害問題を巡り、都内で会見を行った。藤島ジュリー景子社長(57)が退任し、少年隊の東山紀之(56)が新社長就任を発表。今後の運営について、性加害の現場となっていた「合宿所」に関し、「設置をしない」と発表した。

 ジャニー氏による性加害問題の調査をしていた外部専門家による「再発防止特別チーム」の調査報告書を受けて開かれたこの日の会見。「特別チーム」は8月29日に調査報告書を公表し、ジャニー氏の性加害を「事実」と認定した。問題の背景には同族経営の弊害があるとし、再建に向けてめいの藤島ジュリー景子現社長の辞任などを提言していた。

 この提言を受け、1962年の創業以来、同族経営を貫いてきたジャニーズで初めてタレントのトップが誕生した。スポンサー離れやイメージ悪化が指摘されるなど事務所存亡の危機にある中、経営手腕は未知数ながら、所属タレント最年長で“長男格”の東山に改革が託される。

 ジュニアへの性加害が行われていた「合宿所」について、東山新社長は「合宿所は設置しない」と発表。「合宿所にいたことはありましたけど、あの閉鎖的な環境は…あそこで全てが完結してしまうような施設だった」と、トイレから風呂、食事まで全てが完結していた閉鎖的な施設だったと振り返り、「僕らは遠く離れたところで寝泊まりしていましたし、合宿所には打ち合わせとレッスンとという感じで帰る…という感じだった」と、当時の自身の立場を説明。「閉鎖的で入れず、あの空間で、そういうことが行われていることが、想像ができないわけです。性加害が行われているということが」と吐露し、「今考えると、閉鎖的なことが問題だったのかなと思います」と見解を明かした。

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