ジャニーズ・東山新体制5つの課題 タレント流出、スポンサー離れ… 未来へ向けた解決策は

[ 2023年9月7日 04:03 ]

ジャニーズ事務所
Photo By スポニチ

 東山が新社長に就任することが決まったジャニーズ事務所は、性加害問題だけでなく多くの問題点を抱えている。東山新体制の課題は次の5点だ。

 (1)タレントの流出を食い止められるか

 2019年7月のジャニー氏死去以降、今月末に退所する元King&Princeの岸優太(27)を含めて23人が退所。今後の活躍が期待される若手も多く、事務所内外に衝撃を与えている。東山は40代以上のベテランとは交流が深いものの、若手との関係はそれほど深くはない。事務所の求心力低下が指摘される中で、タレントとしっかり向き合っていくことが求められる。

 (2)スポンサー離れの阻止

 性加害問題を受けて、所属タレントを起用したCMがお蔵入りになったり、CMキャラクターが変更となったケースもある。広告への起用は収入面にも大きく影響するため、事務所やタレントのイメージアップは急務だ。

 (3)ファンの反応

 ファンクラブの会員数は性加害問題の影響は受けていないとされる。ただ、ファンから事務所への不満の声があることも事実。体制変更に対するファンの思いもくみ取っていく必要がある。

 (4)社内ガバナンス

 ジャニー氏、メリー氏の後を継いだジュリー氏のワンマン体制を脱却できるか。これまでトップダウンのシステムだったが、東山新体制では、合議制になる必要がある。既に東山が木村拓哉(50)、国分太一(49)、井ノ原快彦(47)と会食したという情報もある。長く所属するベテランが社員とともに東山を支えていくとみられ、東山の“聞く力”も試される。

 (5)新人の育成

 事務所の未来を担う新人育成は経営の柱。これまで東山は関わったことがないためジャニーズJr.を管理する「ジャニーズアイランド」社長の井ノ原だけでなく、後輩グループのプロデュースやライブ演出を手がけてきた嵐・松本潤(40)や関ジャニ∞・大倉忠義(38)らも関わっていくとみられる。


 ≪関連10社で代表取締役 ジュリー氏退任する?≫ ジュリー氏はジャニーズ事務所の他にも、レコード・映画会社の「ジェイ・ストーム」や音楽著作権を管理する「ジャニーズ出版」など、関連会社10社で代表取締役を務めている。ジャニーズ事務所の社長を退任する一方で、関連会社の代表からも退くのか、会見での発表が注目される。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年9月7日のニュース