ジャニーズ事務所会見 東山社長就任に危機管理専門家は疑問視「慣習を断ち切るには外部から」

[ 2023年9月7日 19:51 ]

<ジャニーズ会見>会見を終え深々と頭を下げた(左から)井ノ原快彦、東山紀之、藤島ジュリー景子氏(撮影・西海健太郎) 
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 危機管理コンサルタントで日本リスクマネージャー&コンサルタント協会副理事長の石川慶子氏が7日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)に生出演し、故ジャニー喜多川前社長の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が開いた会見についてコメントした。

 会見では藤島ジュリー景子社長(57)が4日付で退任したことと、少年隊の東山紀之(56)の新社長就任を発表。2人はジャニー氏による性加害の事実を認めて謝罪した。今後は外部から法令順守を徹底するための人材を招き、人権侵害防止のため体制を整備することなどを約束。被害者へは期間を決めず、「法を超えて」(東山)の補償も行うとした。

 石川氏は「再出発のためには、しっかり謝罪することが必要」とし、「ジュリー社長が出て来たのは非常に良かったと思います」と評価した。一方で、メディア対応などの役割を長年、担ってきた白波瀬傑氏は副社長を辞任したため、会見を欠席したことを疑問視。「けじめとして再出発においては、代表権を持っていますから、出るべきだったと思います」と指摘した。

 新体制で再出発を図る組織に、新社長が業界内、しかも社内から就任したことに、石川氏は首をかしげた。「一般的にはやはり外部から連れてくるべきだったと思います。この問題はジャニーズ事務所だけの問題ではなくて、業界としての問題でもある。業界の慣習、いろんなものを断ち切るには、外部から連れて来るべきだったんじゃないかなと思います」。8月には外部専門家による再発防止特別チームの報告書で、組織について「解体的な見直し」の必要性を提言されていたが、石川氏は「解体的には見えないですね、まったく」と断じた。

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