井ノ原 ジャニー氏の性加害が長年続いた理由は「周りに子供しかいない」所属タレントは「意見を言うのも」

[ 2023年9月7日 17:21 ]

<ジャニーズ会見>井ノ原快彦(左)がファンへの思いを語る際、涙する藤島ジュリー景子氏(右)(中央は東山新社長)=撮影・西海 健太郎
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 ジャニーズ事務所が7日、都内で会見を行い、藤島ジュリー景子社長(57)が退任し、少年隊の東山紀之(56)が新社長に就任することを発表した。ジャニー喜多川前社長の性加害問題を調査していた外部専門家による「再発防止特別チーム」が、ジュリー氏の退任を提言していた。井ノ原快彦(47)もダークなスーツ姿で出席した。現在、ジャニーズJr.の育成などを手掛ける「ジャニーズアイランド」の社長。

 記者から長年にわたりジャニー氏の性加害が続いた理由についてどう思うか聞かれると「60年、70年続いた理由は周りに子供しかいない、そんな環境が多かった。その子供が勇気を出して大人に言ったとしても、そんなバカなことと言われていたのかもしれない」とした。現役の所属タレントがこの件について自由にコメントができるのかについては「聞かれたことについて意見を言うのはタレントとしての側面でもある」と答えた。

 ジャニー氏の性加害が分かった後での自身の思いの変化を聞かれると「僕は小学生の時のジャニーズに入り、たくさんの仲間に出会い、マナーや礼儀作法を教えてもらったことに感謝していた。(性加害が分かり)表の顔と裏の顔があったことが怖かった。今、2年間に何回とか…と訴えている方がどんどん出てきている。ショックです」とし「何てことをしてくれたんだ。いい加減にしてほしい」と現在の心境を強い言葉であらわにした。

 そして「(ジャニーズアイランドの社長として)小さい子供たちを見ていると、3カ月でも踊りがうまくなったり、間違ってもみんなでかばい合っている姿を見ると、裏切れない。社長に急になり、(以前は)ジャニーさんならどうするかと思ったことがあったけれど、ジャニーさんならどうするかと考えることが一番危険。自分が信じてきたこと、信頼できる人を何人も置いてやっていくぐらい子供を見るというのは責任のあること。子供たちに同じ思いをさせたくない」と語った。

 昨年10月に事務所を退社した滝沢秀明氏の後任として、「ジャニーズアイランド」の社長に就いている。

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