井ノ原「性加害を受け入れると優遇」との認識はあったか聞かれ「そうなんじゃないかと思ったことは…」

[ 2023年9月7日 16:45 ]

<ジャニーズ会見>記者の質問に答える井ノ原快彦(左)右は東山紀之新社長 (撮影・西海 健太郎)
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 ジャニーズ事務所が7日、都内で会見を行い、藤島ジュリー景子社長(57)が退任し、少年隊の東山紀之(56)が新社長に就任することを発表した。ジャニー喜多川前社長の性加害問題を調査していた外部専門家による「再発防止特別チーム」が、ジュリー氏の退任を提言していた。井ノ原快彦(47)もダークなスーツ姿で出席した。現在、ジャニーズJr.の育成などを手掛ける「ジャニーズアイランド」の社長。

 特別チームの報告書に記載されている、被害者の「性加害を受け入れると優遇」との認識があったかを記者に問われ「そうなんじゃないかと思ったことはあったかもしれません」と返答。「1個早く行った人間にそういったうわさはあったと思います。でも優遇されたからといってやっていけるかというと、長年やっていると努力が必要。これからは何があったとしても、僕がお中元をもらったからセンターということはない。(何らかで優遇されると)言ってくる子がいても乗ることはできません。だからこそ、実力と輝きを見て行かないといけない」と話した。

 ジャニー氏の性加害が分かった後での思いの変化を聞かれると「僕は小学生の時のジャニーズに入り、たくさんの仲間に出会い、マナーや礼儀作法を教えてもらったことに感謝していた。(性加害が分かり)表の顔と裏の顔があったことが怖かった。今、2年間に何回とか…と訴えている方がどんどん出てきている。ショックです」とし「何てことをしてくれたんだ。いい加減にしてほしい」と現在の心境を強い言葉であらわにした。

 そして「(ジャニーズアイランドの社長として)小さい子供たちを見ていると、3カ月でも踊りがうまくなったり、間違ってもみんなでかばい合っている姿を見ると、裏切れない。社長に急になり、(以前は)ジャニーさんならどうするかと思ったことがあったけれど、ジャニーさんならどうするかと考えることが一番危険。自分が信じてきたこと、信頼できる人を何人も置いてやっていくぐらい子供を見るというのは責任のあること。子供たちに同じ思いをさせたくない」と語った。

 過去に自身が性加害問題について知っていたかについては「噂は知っていた。そういった空気はあった。ただ、当時は踊りがうまくなりたい、デビューしたいという気持ちだった。言い訳になるかもしれないけれど、小学生、中学生だった自分が、そういう噂を聞いたぞと言わなかったことを後悔していますが、得体の知れない、触れてはいけない空気がありました」と振り返った。

 昨年10月に事務所を退社した滝沢秀明氏の後任として、「ジャニーズアイランド」の社長に就いている。 

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