ジャニーズ東山紀之新社長 年内でタレント業引退 社長業専念「人生を懸け命を懸け、この問題に取り組む」

[ 2023年9月7日 14:05 ]

<ジャニーズ事務所会見>会見に臨む東山紀之新社長(撮影・西海健太郎)
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 ジャニーズ事務所が7日、故ジャニー喜多川前社長の性加害問題を巡り、都内で会見を行った。藤島ジュリー景子社長(57)が退任し、新社長就任を発表した少年隊の東山紀之(56)が登壇。年内でタレント活動を終了し、社長業に専念すると表明した。

 この日、1962年の創業以来、同族経営を貫いてきたジャニーズで初めてタレントのトップが誕生した。東山は現在、テレビ朝日「サンデーLIVE!!」のメインキャスターを務め、TBS「バース・デイ」の、司会とナレーションを担当するなど、レギュラー番組を複数抱えている。さらに今後、主演舞台「チョコレートドーナツ」を10~11月に上演、12月にディナーショーの開催を予定している。

 この日の会見で、性加害問題について「まずは喜多川氏の性加害を認め、ここで謝罪させていただきます。被害に遭われた方々、長きにわたり、心身ともにつらい思いをさせたこと、本当に申し訳なく思います。」と深々と謝罪。続けて「今後はこの事実に真摯に向き合うため、私は年内をもって表舞台から引退します」と、年内でのタレント業引退を発表。「今後は人生をかけてこの問題に取り組んでいく考えであります」と宣言した。

 続けて「ファンのみなさま、一生懸命頑張っている全ての所属タレント、そのために失われた信頼を再び取り戻すべく、全力で努めてまいえります。喜多川氏が被害者の方に長きにわたって、深い心身の傷を負わせてしまったこと、それで失った信頼を取り戻すのは大変時間がかかると思いますが、私はその度に今後の人生をかけ、そして命をかけ、この問題に取り組んでいきます」と所信表明。「何卒皆さんのご支援を、再び賜りたく、できましたらこれまで以上に応援していただいたら、ありがたく思います」と呼びかけた。

 東山の経営手腕は未知数ながら、所属タレント最年長で“長男格”。スポンサー離れやイメージ悪化が指摘されるなど事務所存亡の危機にある中、どうかじ取りするのか。事務所外に幅広い人脈を持つことで知られる東山に、改革が託される。

 ◇東山 紀之(ひがしやま・のりゆき)1966年(昭41)9月30日生まれ、神奈川県出身の56歳。79年にジャニーズ事務所入所。85年に「少年隊」として「仮面舞踏会」でデビュー。93年にはNHK大河ドラマ「琉球の風」で主演。その他、テレビ朝日系ドラマ「必殺仕事人」シリーズや同「刑事7人」シリーズに出演。私生活では10年に女優の木村佳乃と結婚し、11年に長女、13年に次女が誕生。血液型A。

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