闘病中の宮川花子 8カ所あった腫瘍消え「主治医に寛解状態と言われた」と報告 漫才再開にも意欲!

[ 2022年4月24日 18:03 ]

多発性骨髄腫の闘病記「あわてず、あせらず、あきらめず」の出版記念講演会で舞台に上がった宮川花子(左)と宮川大助
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 夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」の宮川花子(67)は24日、奈良・生駒市で開かれた自身の多発性骨髄腫の闘病記「あわてず、あせらず、あきらめず」(主婦の友社)の出版記念講演会に相方で夫の大助(72)と揃って登場。350人のファンの前で「頑張ってるのは私じゃない。主治医、リハビリの先生、お付きの人、ウチの家族、お弟子さんたち。周りの皆に闘っていただいて、私は従ってるだけです」と周囲への感謝の気持ちを述べた。

 花子は18年3月に「多発性骨髄腫」と診断され、19年6月から10カ月間、入院。現在は自宅でリハビリを続けている。抗がん剤治療も週1回から月1回に減った。先日受けた4回目のPETがん検査では「どこも光ってなかった」と8カ所あった腫瘍が全部消えたそうだ。「主治医からも寛解状態になったと言われた」と劇的な回復状況を喜んでいた。

 ゼロだった握力も10キロほどに。「まだ、ペットボトルのフタを開けられんけど」。リハビリのおかげで絵も字も書けるまでに。1月31日に闘病記を出版し、2月3日にリモートで会見した時よりも顔色もよくなった。4月3日には吉本興業創立110周年の「伝説の一日」の最終日(なんばグランド花月)に、吉本新喜劇に出演して3年ぶりになんばグランド花月の舞台に。「次回は、車イスに乗ってでもセンターマイクの前で漫才をしたい」と新たな目標も口にした。

 この日も車イスでの登壇だったが、速射トークは健在。4年ぶりの1人での講演も、予定の30分を大きく超えて42分間ずっと喋りっぱなし。発症から闘病中の苦労話、ホノルルマラソンや東日本大震災時のエピソード、夫・大助から受けた介護話などを爆笑を誘いながら延々続けた。

 また、同じ「多発性骨髄腫」を発症して「造血幹細胞移植」を受け、仕事復帰した俳優の佐野史郎(67)には「同い年なんです。今度ドラマで復帰されるってのを聞きました。嬉しいわ。希望の星です。絶対に死なないで、頑張って生き抜いてほしい」と同じ病と闘う1人としてエールを贈った。

 大助との2人トークでは「何日も前からテンションが高かった」と大助に明かされた花子。大助も「体力的に持つか不安だったが、無事に終われたことが最高の喜び」と感無量の面持ちだった。

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2022年4月24日のニュース