ドジャース14与四球は球団62年ぶり4度目 指揮官「知らなかったが、確かに今シーズンは多い」

[ 2024年4月15日 13:15 ]

ナ・リーグ   ドジャース3-6パドレス ( 2024年4月14日    ロサンゼルス )

ドジャースの先発・パクストン(AP)
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 ドジャースは14日(日本時間15日)、パドレスに敗れ今季2度目のカード負け越しとなった。計14四球と乱調の投手陣が誤算だった。

 打線は1点を先制された直後の4回裏、スミスの中前適時打で同点にすると、次打者・マンシーの2ランで勝ち越しに成功。試合をひっくり返した。

 ただ、先発・パクストンが8四球と制球に苦しみ、3-1の6回、先頭・マチャドから2者連続四球を与えたところで降板。後を継いだブレージャーがメリルに適時内野安打を浴びるなど2点を奪われ、同点に追いつかれた。

 3-3の7回には3番手・フェイエレイセンが2四球などで満塁のピンチを招くと、プロファーに走者一掃の中越え適時打を浴び、これが決勝打となった。

 この日は登板した5投手すべて四球を与え、14四球。米メディアによるとドジャースの14四球は球団62年ぶり4度目の屈辱的記録となった。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は「四球の記録に関しては知らなかったが、確かに今シーズンは多い。四球と三振の比率は逆転している」と指摘した。

 その上で「全く出塁を許さないことはない。最大限の努力はしていた。毎イニング毎イニング、針に糸を通すような完璧な野球をする、狙い通りの打球を打たせる。そんな気持ちではプレーは続かない」と選手たちを労い「昨日はストーンが長いイニング(6回2/3)を投げてくれたが、今日も投げられない投手が複数いた。思い通りの継投はできなかったが、それでも戦わなければならない」とブルペン事情の苦しさも語った。

 そして「パクストンのことは信頼しているし、実績が物語っている。良くを言えば5、6回は投げて欲しい。四球は良くないし、見るのはつらい」とした。

 それでも「全体的にはポジティブに考えている。統計、データ的に四球を与えれば失点する可能性が高まる。ここまで完璧な試合をできたのはおそらく3、4試合。それでも負けより勝っている方が多い」と前を向いた。

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