オリ・紅林「気合を入れ直す意味で…」　スッキリ丸刈りで好機演出2安打　チームもスッキリ今季初連勝

パ・リーグ   オリックス6ー3日本ハム （ 2024年4月14日    京セラD ）

＜オ・日＞丸刈り効果!?　2安打で好機を演出したオリックス・紅林（撮影・平嶋　理子）
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　髪も鬱憤（うっぷん）も、さっぱり払い落とした。丸刈りのオリックス・紅林が、2安打2得点と堅守で今季初の連勝に貢献した。

　「髪の毛とともに、昨日のことを忘れて切り替えができました。今シーズンに入ってからあんまり吹っ切れていなかったので、気合を入れ直す意味で、ちょっとやろうかなと」

　3失策した前日の試合後。足を引っ張ってしまった宮城に頼み、比嘉のバリカンを拝借して3ミリまで刈った。「（宮城の反応は）おっ、いいね、って。宮城も（以前に）やっていたので。気合入れるか、という感じでやりました」。昨季の球団企画で左腕と「ベニボウズ」のコンビを結成していた22歳は「ボウズボウズですかね…」と頭に手をやった。

　3回2死、5回1死一塁でいずれも中前打し、2度の太田の適時打を演出。「自分の結果ばかり気にして、チームのためにって思いがちょっと薄れていた。今置かれている打順は下位なので、上位にいい形で回すことをきっちりやっていきたい」。初心に立ち返り、前日乱れた遊撃守備でも7回先頭でレイエスの強烈なゴロを好捕するなど、堅守でもり立てた。

　前日の試合終了後には、宗から「引いたばかりのエラーではなかったので、全然気にしなくていいし、数字だけだから、これから全然取り返せる」と肩を叩かれ励まされた。「そう言われて、たくさん取り返そうと」。前日まで10試合黒星と白星が交互に続く“ヌケヌケ”状態からの脱出に貢献した。

　「今までずっと負け越していたので。連勝も何連勝でもいいと思うので、もうちょっと勝てるようにしたい」

　チームは2カード連続勝ち越しで、5位から3位に浮上。リーグ4連覇に向け、気分もヘアスタイルも一新した紅林が、さらに勢いづける。　（阪井　日向）