オリオールズの注目の新人ホリデイが嬉しいメジャー初安打 13打数で9三振の後、右前に痛烈な一打

[ 2024年4月15日 10:05 ]

メジャー初安打を放ったブレーブス・ホリデイ(AP)
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 オリオールズの注目の新人ジャクソン・ホリデイ内野手(20)が14日(日本時間15日)のブルワーズ戦に「9番・二塁」でスタメン出場。7回に右腕アブナー・ウリベからメジャー初安打を放った。

 99・3マイル(約159・8キロ)の内角シンカーを右前へ。大リーグ公式サイトは「3万5085人のファンが立ち上がり、大歓声を送った」と報じている。デビュー後3試合は11打数0安打7三振。この日も最初の2打席は三振だった。初安打にまでには時間がかかったが「それほどでもないよ。楽しかったし、すごい経験。3、4試合ヒットが出ないというのは野球では起こること。自分のキャリアの最初に起きて欲しくはなかったけど」と話した。

 ブランドン・ハイド監督は「ヒットを打った後の彼の顔を見れて嬉しい。私たちにとっても大きなヒット。彼のためにも彼の家族のためにも良かった。決して忘れない特別な瞬間」と祝福した。ホリデイは「明日はもっと落ち着きたい。落ち着いて、もっとヒットを打って、本当に慣れていきたい」と笑顔を見せた。

 現行の労使協定は、チームが意図的に選手をマイナーリーグに留めて、フリーエージェントの資格を得るのを遅らせないように設計されている。ホリデイは10日にメジャーデビューを果たしたが、仮にオリオールズが3日待っていれば、FA資格を得るのを1年遅らせることができた。

 しかしながら、新ルールでは、それでもホリデイがア・リーグ新人王の投票で上位2位に入れば、1年間のサービスタイムを得ることができると変更された。それを受け、オリオールズはデビューに踏み切った。ホリデイが新人王の活躍をすれば球団はドラフト一巡指名権を得ることもできる。

 ホリデイの父親マット・ホリデイはオールスターに7度選出された名選手。優れた才能は親譲りだが、実はジャクソンの弟イーサンはさらに優れた才能を持つと噂で、早くも25年のドラフトの1位指名候補になっている。

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