松井裕樹 メジャー2勝はいずれもダル先発試合「中継ぎの勝ちは運。先発投手に勝ちが付くのがうれしい」

[ 2024年4月15日 12:01 ]

ナ・リーグ   パドレス6―3ドジャース ( 2024年4月14日    ロサンゼルス )

<ドジャース・パドレス>勝利投手となり、遅れてタッチの列に加わるパドレス・松井(撮影・光山 貴大)
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 パドレスの松井裕樹投手(28)が14日(日本時間15日)、全米に中継された敵地でのドジャース戦で今季メジャー最多タイとなる10試合目の登板。6回2死一塁から3番手として登板し、1回1/3を無失点に抑えてメジャー2勝目を挙げた。松井は5試合連続無失点とし、防御率は0.93と4月以降では初めて0点台となった。ダルビッシュ有投手(37)は注目の大谷翔平投手(29)との対決は3打数無安打に抑えるも5回4安打3失点で今季初勝利&日米通算197勝目はお預けとなった。

 試合後、松井はNHKのインタビューに応じ「チームが勝ててうれしいです。中継ぎの勝ちは運なので先発ピッチャーに勝ちが付くのが僕たちはうれしい」と話した。

 マウンドに上がった心境を問われると「(6回は)アウト1個だったので、後ろのバッターまで頭に入れて何とか勝ち越されないようにと思って投げました。日頃のコンディショニング含めていろんな方に支えていただいているので、初めての経験ですけどなんとか頑張ってやっています」と話した。

 チーム18試合中10試合目の登板となったことには「初めての経験だし、これからもっともっといろんな相手、球場でやってと環境も変わってくるので、アジャストできるようにしっかり準備していきたいです」と話した。

 松井に出番が回ってきたのは同点の6回2死一塁の場面だった。7番のジェームズ・アウトマンに対し、フォークを連投。2球で簡単に追い込むと、4連投となったスプリットでタイミングを外して三飛に打ち取り、役目を果たした。

 回またぎで7回もマウンドに上がった。先頭のエンリケ・ヘルナンデスは遊ゴロ、ギャビン・ラックスはスプリットで空振り三振。1番のムーキー・ベッツは詰まらせて投直に抑え、大谷には回さなかった。

 12日(同13日)のドジャース戦でも同点の7回に3番手として登板。大谷に二塁打を許すも、ドジャース打線を1回1安打無失点に抑えて4試合連続無失点としていた。

 大谷との対戦については「映像を見たらど真ん中だったんで、あのクラスのバッターは逃してくれないなというのはあるので、ボール先行カウントになってしまったので、その辺りも次にしっかり生かせるようにしていきたいです」と話していた。

 メジャー初勝利を挙げた3月28日のジャイアンツ戦もこの試合と同じくダルビッシュが先発の一戦。同点の7回1死一、三塁から救援し、犠飛で一時勝ち越しを許したが、味方が逆転して白星が転がり込んでいた。

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