阪神・梅野 2番起用に応えた3回同点適時打「ビジターで逃げ切るという大変さを肌で感じた」

[ 2024年4月15日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2ー1中日 ( 2024年4月14日    バンテリンD )

<中・神> 最後を締めたゲラのもとの駆け寄る阪神・梅野(撮影・大森 寛明)
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 阪神・梅野が指揮官の起用にすぐさま応えた。昨年4月26日の巨人戦以来、約1年ぶりの2番でスタメン出場。1点を先制された直後の3回、2死一、二塁だった。梅津の低め直球に反応。中前に運ぶ同点適時打とした。

 「監督が試行錯誤して、考えた中で勝てたことがよかった。自分たちは期待に応えられるように、準備して結果を出していく」

 リードでも奮闘した。先発・才木の7回1失点の好投を引き出し、8回岩崎、9回ゲラの無失点リレーもアシスト。1点差のしびれる展開をしのぎ、「ビジターで守り勝つ、逃げ切るという大変さを肌で感じた。いい一勝になった」と話した。

 3月31日、連敗を喫して迎えた巨人との開幕第3戦の先発マスクを託された。左尺骨骨折のため戦線離脱した昨年8月13日以来、231日ぶりの“戦場”。緊張感が漂う一戦を前にしても平常心だけは失わず、「どの試合も大事だからね。一試合一試合。全てが大事」と臨んでいた。晴れの開幕シリーズだけが特別ではない。目の前の戦いに死力を尽くす。梅野の流儀を貫き、節目の「3・31」に続いて今回も連敗ストップに貢献した。

 攻守に躍動した扇の要。ここからチームを上昇気流に乗せる。(松本 航亮)

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