ロッテ・朗希 “不機嫌”2勝 100%じゃなくてもHQS 7回3安打2失点7K

[ 2024年4月15日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ9―2楽天 ( 2024年4月14日    楽天モバイル )

<楽・ロ>初回、島内を三振に打ち取った佐々木(撮影・篠原岳夫)
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 100%でなくても勝利に導く。ロッテ・佐々木が7回106球を投げ、3安打2失点(自責点1)7三振で今季2勝目。ドジャース、ヤンキースなどメジャー6球団のスカウトも見守る中、役割はしっかり果たした。

 「打線に助けられ長いイニングを投げられて良かった。走者をためないことを意識した」。初回に5点援護をもらい、その裏に浅村に156キロ直球を運ばれた。今季初被弾。「首振って真っすぐでいったけど、反省して後に生かせた」。直球の球速を抑えながら、フォークとスライダーを巧みに操り、2回から5回は無安打。6回に山口の後逸で2点目を失うも、2試合連続ハイクオリティースタート(7回以上、自責点2以下)となった。

 故郷・岩手隣県の楽天モバイルパークでは22年8月19日以来の登板で、通算4試合で2勝1敗、防御率5.24だったが、苦手意識も払拭。最速159キロで、直球の平均球速153.1キロは今季最も遅いが「一番大事なのは打者の反応。そこに関してはボチボチかな」と手応えも口にした。

 吉井監督は「不機嫌そうに投げていたので、本人としてはあまり良くなかったんじゃないかな。ただ7回まで投げてくれて、こちらとしてはOK」と評価した。今オフにもメジャー挑戦の可能性がある右腕は、入団から続く4月の無敗(10戦8勝)も守った。(大内 辰祐)

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