大谷翔平に安打許したパドレス左腕「自分のリズムを崩してしまった」ボール交換を要求されたと説明

[ 2024年4月15日 14:12 ]

ナ・リーグ   パドレス6-3ドジャース ( 2024年4月14日    ロサンゼルス )

<ドジャース・パドレス>8回、大谷の打席で審判に話しかけられるペラルタ(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が14日(日本時間15日)、本拠地ドジャースタジアムでのパドレス戦に「2番・DH」で先発出場。第4打席で中前打を放ち、10打席ぶりにヒットをマークした。安打を浴びたパドレスの4番手左腕ワンディ・ペラルタ投手(32)は登板直後の出来事を説明した。

 8回、ペラルタが4番手でマウンドに上がると球審が詰め寄り、話し合い。さらにシルト監督もベンチから出てきて確認を行った。少しの間、試合が止まったものの気持ちを入れ替え、初球チェンジアップを投じたが174・7キロの打球が遊撃の金河成のグラブを弾き中前へ抜けた。

 ペラルタは球審との話し合いについて、「僕が持っていたボールは使い心地が良かったから投げる準備をしていたら“ボールの交換が必要だ”と言われた」とボール交換を要求されたと説明。大谷がメジャー通算176号を放てば、松井秀喜氏を抜いて日本選手では最多となる記念ボールになることから毎打席、刻印されたボールを使用しているとみられる。

 そして「使い心地は良かったけどルールはルールだと理解した。だから僕は持っていたボールを投げ捨てた。そして彼ら(審判)は新しいボールをくれた」と経緯を語った。

 その状況について「あまり好きじゃなかった」と率直な意見も口にし「その場で何が起こっているのか理解できなかった。僕は試合に勝ちたいんだ。その後、説明を受けて理解できたけど、あの瞬間も僕は試合に勝とうとしているんだ」と、直後はすぐに刻印ボールのことが理解できなかったとも語った。

 その上で大谷との対戦を振り返り「あの時は自分のリズムを崩してしまった。悪天候の時も自分のリズムを崩していた気がする」としつつも後続をきっちり打ち取り無失点。「幸いなことに調子を戻し、その後を抑えることができた」とうなずいた。

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