阪神・村上“幸運の雨” 2軍戦中止による練習試合で京セラ予行完了 4月2日DeNA戦へ仕上げ万全

[ 2024年3月27日 05:15 ]

練習試合   阪神4―1オリックス ( 2024年3月26日    京セラD )

<ウエスタン練習試合 オ・神>阪神先発・村上(撮影・岸 良祐) 
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 阪神・村上が開幕前最後の実戦登板で、シーズンへの手応えを得た。ウエスタン・リーグのオリックス戦(杉本商事BS)が降雨中止となり、同カードを練習試合として京セラドームで開催。山下との昨季セ、パ新人王対決となった一般非公開のマウンドで、4回5安打1失点と好投した。

 「四球なしでいけたし、ゲッツーも取りたいところで取れたので。そこが良かったところ」

 前回19日の敵地ソフトバンク戦では、5回11安打8失点と乱れた。大量失点の原因を「投げ急ぎ」と分析していた右腕。この日は落ち着いていた。イニング数を上回る安打を許しても、ボールを低めに集めて2つの併殺を奪った。昨季は一度もなかった梅野とのバッテリーで、要所を締める投球を見せた。

 「今日はボールが続いても慌てることはなかった。梅野さんとは、毎イニング終わった後にどういう意図だったかを話せた」

 同じ京セラドームで行われる4月2日のDeNA戦へ向け、最高の予行演習となった。この試合で阪神はDHを使わず、村上は「9番・投手」で先発。バットでは空振り三振に終わったものの、打席に立った後に登板するという本番さながらのリズムも味わった。昨季はレギュラーシーズンで2度、日本シリーズでも2度登板するなど「嫌なイメージはない」という球場。ホーム開幕戦での白星だけを見据え、「京セラで投げられたことが良かった。もっと調子も上がると思うし、万全な状態でまたこの京セラで投げられるように」と力強く決意した。 (松本 航亮)

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