【センバツ】宇治山田商、メンバー揃って7点差から1点差に迫る粘りをみせる

[ 2024年3月27日 11:35 ]

第96回選抜高校野球大会第8日   宇治山田商6-7中央学院 ( 2024年3月27日    甲子園 )

センバツ高校野球8日目<宇治山田商・中央学院>5回、ナインに声をかける宇治山田商・村田監督(撮影・北條 貴史)
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 4回まで0―7とリードを許したが宇治山田商は粘りに粘った。

 4回に3番・郷壱成外野手(2年)のセンターオーバーの二塁打を足がかりに1点を返すと、6回には郷と4番・小泉蒼葉捕手(2年)の連打と6番・阪口諒真外野手(2年)の左前適時打などで3点を奪って中央学院の先発の臼井夕馬投手(3年)を降板に追い込んだ。8回にも主将の2番・伊藤大惺遊撃手(3年)の左前打から2点を奪って6―7まで追い上げた。9回も二死二塁と一打同点の場面をつくったが、伊藤が中飛に倒れて及ばなかった。

 伊藤主将は「序盤は守備からリズムをつくる自分たちの野球ができなかった。村田監督から1―10でも1―15でも、自分たちのスタイルをしっかり出して応援されるチームになろうと言われた。後半は一人ひとりが積極的にプレーできて点差が縮まった」と話した。

 1回戦の東海大福岡戦は直前にインフルエンザでメンバー変更があり、頭部死球での退場者も出た中での勝利だった。「前の試合は4人いなくてベンチワークも大変だった。体調不良で欠場した阪口や死球退場の中川が帰ってきて20人揃ったことで“山商野球”を見せることができた」と伊藤主将は惜敗にも前を向いていた。 

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