ドジャース指揮官が大谷の好変化に期待 水原氏という「“緩衝材”がなくなり…」英語力は「みんな驚く」

[ 2024年3月27日 08:54 ]

試合前、取材に応じるロバーツ監督(撮影・柳原 直之)
Photo By スポニチ

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が26日(日本時間27日)、エンゼルスとのオープン戦の試合前にメディア対応。大谷翔平投手(29)に言及した。

 大谷は専属通訳を解雇された水原一平氏の違法賭博問題をめぐり、前日25日に声明を発表。

 「結論から言うと、彼(水原氏)が僕の口座からお金を盗んで、みんなにうそをついていたことになります」と自らの口で語り「僕自身は何かに賭けたり、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたり、それをまた頼んだりということはないし、僕の口座からブックメーカーに対して誰かに送金を依頼したこともありません」ときっぱり否定した。

 相棒でもあった水原氏を、裏切りによって失った大谷について、指揮官は「実際には心配していない」とし「(水原氏という)“緩衝材”がなくなり、ここ数日、彼はチームメートとさらに関わり合っているのが分かる。試合中に直接、彼と話し合うことは良いことしかないと思う」と他選手と直にコミュニケーションを取ることが良い方向に向かっているとした。

 そして「一平がいなくても、彼はチームメイトと上手くコミュニケーションを取ることができる。彼がどれだけ英語を知っているかに、みんな驚くと思う」と大谷の英語力に改めて太鼓判を押し「昨日は大事な日だったと思います。私たちはみんな、前進することを楽しみにしている」と続け「我々はあらゆるところから彼をサポートする」と最大限、バックアップすることを約束した。

 一方で、山本由伸については「由伸の場合は違う。彼はアメリカに来るのが初めて。彼には通訳のヒロ(園田氏)がいる」とメジャー移籍1年目の右腕と大谷の違いを指摘。「ですから、彼が必要とするものは何でも、私たちは実現できるように手助けしようとしている。野球面、身体能力面、生活面。そういったことは、彼のエージェントが担当している。まだ時間はかかりそうだが、彼は適応できている」と違うアプローチでサポートすると語った。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月27日のニュース