明豊・城島慶太投手 “城島の息子”誇りに夏こそマウント立つ! 父・健司さんに背中押され投手で勝負

[ 2024年3月27日 05:00 ]

第96回選抜高校野球大会第7日・2回戦   明豊0―4健大高崎 ( 2024年3月26日    甲子園 )

アルプス席から声援を送った明豊の城島(撮影・杉浦 友樹)
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 【百花らんまん】くっきりした顔立ちは父とそっくりだ。明豊の城島慶太投手(3年)はベンチ入りを逃し、アルプス席から声援を送った。その父とはダイエー、阪神などでNPB通算1406安打を放ち、マリナーズにも在籍した健司さん(47=ソフトバンク球団会長付特別アドバイザー)。憧れの存在で「一生懸命、悔いのないように自分を信じてやれ」と背中を押されている。

 小学4年で野球を始めた。当初は父と同じ捕手を務めていたが、「難しすぎて。考えてもわけが分からなくて…」と断念。中学からは投手一筋になった。

 「父が行っていたのが一番」と明豊を選んだ。入学時は65キロと細身だった体重は80キロまで増量。地道な努力を積み重ねてきた。最速126キロの打たせて取るタイプの右腕で、ここまで公式戦でのベンチ入りはない。野球をやる上で“城島の息子”と言われることもあるが、「それも自分にしかない特別なこと」と誇りに思う。

 4月に入ってくる1年生を含めると、投手陣は30人ほどとライバルは多い。最後の夏に向け「球速を上げるために必要なことを父に聞いたりしたい」と言った。父の阪神時代に何度か応援に来たことがある聖地。夏こそはその土を踏む。(杉浦 友樹)

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