カブス・今永昇太 シーズン前最終登板は4回途中4失点 不安残し4・2本拠地開幕戦でメジャーデビュー

[ 2024年3月27日 05:16 ]

オープン戦   カブス2―7カージナルス ( 2024年3月26日    アリゾナ州メサ )

カブスの今永(AP)
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 カブス・今永昇太投手(30)が26日(日本時間27日)のアリゾナ州メサで行われたオープン戦・カージナルス戦に先発。味方の拙守にも足を引っ張られ、3回0/3で73球、8安打4失点と力を発揮することはできなかった。

 シーズン前最後の調整登板。3回まで6三振を奪ったが、4回途中で連打を浴びたところで降板。メジャーデビューに向け、不安を残す結果となった。

 初回、2死二塁で4番モレルに中前適時打を打たれ先制点を許すと、2回も簡単に2死とした後に2本の長短打と自身の失策が重なって2点を与えた。3回も連続三振で2つアウトを取ったが、四球の後に左翼線適時二塁打で失点。4回に2本の安打を続けて打たれたところでマウンドを降りた。

 ストライク先行で6三振を奪ったが、走者を背負うと球が甘く入り、外野手の拙い守備もあったものの、バットの芯でとらえられた打球が多く失点を重ねた。

 すでにデビュー戦は、本拠地開幕戦となる4月1日(同2日)のロッキーズ戦に決定している。今月24日(同25日)に発表された際には「まだ1球もメジャーで投げていない自分に期待してもらって感謝している」と笑顔を見せたうえで「現時点では“当たって砕けろ”ぐらいの気持ちでいい」と覚悟を示していた。

 オープン戦はこの試合まで3試合に登板し、防御率4・66。点を取られはしたが、投球回数の9回2/3を大きく上回る19三振を奪うなど持ち味を存分に示していた。最後の「仕上げ」とも言えるマウンドで結果を残すことはできなかったが、左腕は準備段階を終え、長い戦いへと入っていく。

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