落合博満氏が語るDeNA宮崎の打撃「首位打者を獲っただけの実力はある。またそれを狙っていけば…」

[ 2023年5月30日 20:00 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が24日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。一時は4割を超えるなど高打率をキープするDeNAの宮崎敏郎敏郎内野手(34)について語った。

 宮崎は交流戦開幕前の時点で、打率.385、9本塁打のセ・リーグ打撃2冠。打点も27で4位につけている。

 視聴者からの「今年の宮崎選手についてどのように見られてますか」との質問に落合氏は「状態はそんなに悪くはないんでしょ。打率4割3、4分あったものが3割8分まで落ちてはきてるけど、状態悪かったら、そんなに数字が出てこないはずだからね」と答えた。

 宮崎の良さを問われると「打席で真っすぐ立ってるってこと」と即答。続けて「多少ヒッチしながらバットが上から出てきてるっていうことと、ボールを見る時に猫背になっていない。だから腰がクルっと回れる」と打撃フォームを解説した。「あれがちょっとでも悪くなると真っすぐ立てなくなったり、背中が入り始めたり、ということになってくると思うけど。それとベース盤に肩が乗っていないっていうのがいいね。彼は彼なりの理想のフォームがあるんだと思うけど、それに近いもので打っているんだろうと思うけどね」と話した。

 「(宮崎は)中距離バッター」としながら「30本くらい打つ力はある」とも語った落合氏。「首位打者を獲っただけの実力はある。また今年もそれ(首位打者)を狙っていけばいいんじゃないかと思うけどね。極端に悪くなる要素は今のところ見当たらない。あとはコンディショニング次第でしょ」と、17年以来2度目の首位打者獲得の可能性も示唆した。

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