阪神は接戦巧者 1点差勝ち翌戦10勝1敗1分 終盤に勝負強さ発揮

[ 2023年5月30日 05:00 ]

阪神・岡田監督
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 【Weekly Data展望】今季の阪神は接戦に強い。29日現在、1点差試合に12勝3敗(勝率.800)。巨人の10勝5敗(勝率.667)を抑えリーグ最高勝率だ。1点差勝利試合で決勝点を挙げたイニングを見ると、7回以降の終盤が11度もある。勝利打点を記録した打者も上位から下位まで偏りがない。

 また、7回以降の得失点は得点65、失点47でプラス18。9回以降に限ると得点21に対し失点はわずか7。投打の歯車が絶妙にかみ合い、終盤のつばぜり合いをものにしている。さらに、1点差で勝った次の試合は10勝1敗1分け(勝率.909)と大きく勝ち越し。大詰めでの勝利は、単なる1勝以上の勢いをチームにもたらしているようだ。

 今日からはセ・パ交流戦が始まる。阪神は21、22年と最近2シーズン連続で交流戦勝率2位。通算成績は188勝189敗13分け(勝率.499)と借金1まで盛り返してきた。今日の西武戦に勝てば17年6月16日(153勝153敗10分け)以来6年ぶりの勝率5割復帰となる。交流戦の通算最高勝率はソフトバンクの.613(228勝144敗18分け)だが、セで5割以上は巨人の.519(196勝182敗12分け)だけ。接戦巧者の阪神が、パ・リーグ相手にどんな戦いを見せてくれるだろうか。(記録課・宮入 徹)

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