【阪神・岡田監督語録(1)】「9番はキャッチャーな。ピッチャーと一緒や。バントや」

[ 2023年5月30日 05:15 ]

新大阪駅から東京行きの新幹線に乗り込む岡田監督(撮影・大森 寛明)
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 阪神の岡田監督が29日、関東への移動前の新大阪駅で取材対応した。交流戦へ向けて、自信をのぞかせた。

 【岡田語録(1)】

 ―いい流れで交流戦に入れる。
 「いやいや、そりゃいい流れやろう。誰が見ても」

 ―前川らを1軍に上げる。
 「あと小野寺な。原口と糸原は、ちょっと結果が出ていないし、ええ期間やしな。(パ本拠地の試合はDH制のため)ピッチャーの代打もないしな。その間に、ファームもずっと試合があるからな。それでちょっと(原口と糸原を)打席に立たそうかなあと思って。最初からそう思っとったんよ。前川とかを上げたかったしな。小野寺も(2軍に)落ちてからもあないして調子がいいから。まあ、そういうのを上げたらんとな」

 ―中川は?
 「ピッチャーもな、1軍におったピッチャーを(2軍で)投げさせるからな。長坂に受けさそうと思って。まあ、きのうはビーズリーだったけどな。またBKがケガかなんかで…。あいつなんやねん。ブルペンでまたどっか痛めて、どうしようもない。(実戦で)投げるって言ってたんよ。まあ、富田とかな、そういうピッチャーは、長坂に受けさせたほうがなええからな。経験があるやつに。中川もな、まあキャンプで若いキャッチャー2人(藤田と中川)上げたのもそうや。1軍レベルのボールを経験さす方が、と思って。まあ今回も、試合にはそんなに出られへんと思うけどな。でも、嶋田コーチもなあ、試合中でもブルペンで、ブルペン陣のボールをどんどん受けさすみたいや。それもええ経験になるしなあ」

 ―経験もそうだが、中川はいいものをもっているから?
 「そら期待はまあ。まあ2年目やけどなあ。評価的にはバッティングもいいし、思いっきりがいいから結構、評価は高いよ」

 ―前川は長打を期待していると思うが?
 「まあ、長打いうても。こないだの甲斐野からホームランは、2本目やったんやなあ。もっと打ってるイメージあったけどなあ…。まあ長打というよりも、1軍のピッチャーにどれぐらい対応できるかやな。大きいのを期待しているんじゃないよ。対応力やろな」

 ―前川はDHか右翼か?
 「そうそう。(2軍で)レフトを守っていたから、最後にライトを守らせろって言うたんや。キャンプでもレフトからのスローイング全然、あかんかったやろ?レフトは、左投げは投げづらいんよ。バックホームとかな。シュート回転がするから。ライトはまだ左投げも投げやすいよ」

 ―西武戦の初戦が右投手ならスタメン起用はあるか。
 「あしたなんか当然、DHやんか。そんなん。そのために上げてるんやから。アンダースローのピッチャー(与座)をミエセスは打たれへんもん」

 ―良い経験になる。
 「(西武が)ちょうどな右3枚で来るから。ましてやアンダースローとかいうから、そら左をいかな。右なんか、なかなかな。アンダースローって最近なかなか打ってないからな。対戦がないやろ?あんまりな。そういう意味でも良い経験やろな。ちょうど本当に良かったよな。左3枚とかいうたらアレやけど、右3枚でな。ましてやアンダースローが先発やから」

 ―DHは何番に?
 「5番までは変えへんよ」

 ―8番木浪は動かさない。
 「今度はあれや、木浪を(9番に)やっても、1、2と(左打者が)並ぶから、そら継投とかパリーグがどういうことをしてくるかわからへんけど、それは9(番)には右バッターを挟むよ。キャッチャーな。木浪そのままでな。ピッチャーと一緒や。キャッチャーにはバントや」

 ―打順の流れがいいから崩したくない?
 「変える必要ないやろ。流れがいいというかな。ヒットがボンボン出てるけど、なかなかかみ合わんというのなら、打順を入れ替えたりするかもわからんけど、まあみんなも、ファーストヒットがええところでヒットが出てるし、流れ的にも、ポイントでタイムリーが出るとかな、別にいじる必要はないよ」
=(2)に続く=

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