カブスが連敗を4で阻止 1―0で強敵レイズを振り切る ストローマンが完封で5勝目

[ 2023年5月30日 08:42 ]

レイズ打線を1安打で完封したカブスのストローマン(AP)
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 カブスは29日、地元シカゴ(イリノイ州)でリーグ全体で最高勝率をマークしているレイズに1―0で競り勝って23勝30敗。先発右腕のマーカス・ストローマン(32=170センチ、82キロ)が105球を投げて1安打、1四球、8奪三振で完封勝利(5勝4敗)を挙げ、チームの連敗を4でくい止めた。

 「4番・右翼」で先発した鈴木誠也(28)は4回に三塁への内野安打で出塁し、敵失で二進。1死3塁となったあと、マイク・トーチマン(32)の右犠飛で生還し、これがカブスの決勝点になった。

 メジャーで9シーズン目のストローマンは、一般入試では米国で最難関の部類に入るデューク大(ノースカロライナ州)で社会学の学士号を取得している卒業生。210回目の先発で完封はこれが2回目(完投は4回目)となった。ルーキーだった2014年9月8日に最初の完封(被安打3)をマーク。そのときの相手は現在所属しているカブスだった。レイズ戦の過去の防御率は5・04(16試合)だったが、この日は好投。カブスの完封勝利は今季6回目だが、1人で投げきったのは2020年9月13日のブルワーズ戦でノーヒッターを達成したアレック・ミルズ(31=現レッズのマイナー)以来、2年8カ月ぶりとなった。

 ア・リーグ東地区首位のレイズは39勝17敗。7回に先頭のワンダー・フランコ(22)が放った左前打が唯一のヒットだった。

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