侍ジャパン監督後任候補 イチロー氏&松井秀喜氏 両者とも若手の指南役として手腕発揮

[ 2023年5月30日 02:00 ]

イチロー氏(左)と松井秀喜氏
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 侍ジャパンを率い、今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの世界一に導いた栗山英樹監督(62)が今月までの任期満了に伴い、退任することが29日、分かった。近日中に発表される。侍ジャパン強化委員会は新たな代表監督の人選に入るが、イチロー氏(49=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)、松井秀喜氏(48=ヤンキースGM特別アドバイザー)らが候補に挙がるとみられる。

 イチロー氏と松井氏は現役引退後、正式なコーチ経験はないが、ともにメジャーでも若手選手の指南役となっている。

 イチロー氏の愛弟子とされるのが、昨年28本塁打などア・リーグ新人王を獲得したマリナーズの主軸打者、ロドリゲス。20年の初対面から意気投合し、技術だけではなく心構えなどを説き、イチロー氏は「我々は同じ価値観を共有していると思う。そうでないとこの関係は続かないし、発展していかない」と話している。

 また、松井氏は昨年ア・リーグ新記録となる62本塁打を放ったヤンキースのジャッジをマイナー時代に指導。軸足に残す打撃フォームを徹底させた。臨時コーチを務めた18年の巨人春季キャンプは岡本和にその打法を伝授。高卒4年目だった岡本和は、その年33本塁打しレギュラーに定着した。

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