オリ・由伸 復帰即の金字塔!先発で100度目「5回以上」の投球達成

[ 2023年5月30日 18:57 ]

交流戦   オリックスー広島 ( 2023年5月30日    京セラD )

力投するオリックス先発の山本由伸 (撮影・須田 麻祐子)
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 オリックスの山本由伸投手(24)が、交流戦開幕となった30日の広島戦に先発し、5回まで無失点で切り抜けた。

 1番・菊池以外、8人の左打者を並べた広島打線に対して、3回まで完全投球。初回2死の秋山から2回まで4者連続三振という立ち上がりを見せるなど、広島のエース大瀬良との投手戦で一歩も引かない構えを見せた。5回に2点の援護を受けた山本は、結局8回まで2安打無失点という完璧な内容となった。

 この日で通算102試合目の先発となった山本は、これで100度目の「5回以上投球」という先発投手としては胸を張れる記録を打ち立てたことになる。

 山本が5回未満で降板したのは高卒入団1年目の17年に2試合あっただけ。18年は救援専任となり、19年に先発復帰後は96試合連続で5回以上の登板が続いていた。前回先発予定だった20日の日本ハム戦は、発熱を伴う体調不良により登板回避したが、復帰したこの日は問題ない投球を見せた。

 歴代では稲尾和久(西鉄)が57~62年に169試合の救援登板を挟みながら先発130試合連続5回以上をマークという異次元の成績を残している。ドラフト制後の入団投手では、ダルビッシュ有(日本ハム)が07年から大リーグ移籍直前の11年まで2試合の救援登板を挟み、118試合連続で記録。山本が、この記録にどこまで迫れるかにも注目が集まる。

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