侍“大谷先生”が時差ボケ対策講座「1日目が一番大事」

[ 2023年3月18日 05:25 ]

マイアミ国際空港に到着した大谷(中央)ら侍ジャパンナイン。大谷はチェコ代表のキャップをかぶり、すっきりした表情で決戦の地に足を踏み入れた(撮影・会津 智海)
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 時差ボケ対策は任せろ!16日の準々決勝・イタリア戦後、大谷はチャーター機での過ごし方について「起きるタイミング、どれくらい起きて、寝なければいけないか、1日目が一番大事」と語った。

 日本とマイアミの時差は13時間。20日(日本時間21日)の準決勝、21日(同22日)の決勝に向け、昼夜逆転の生活が始まる。飛行時間は約13時間。到着は17日早朝(同日)のため、機内で睡眠をとり過ぎるのは禁物。初日のマイアミの宿泊先でしっかり睡眠を取ることが肝になりそうだ。

 メジャー6年目を迎える大谷も、東西3時間の時差がある米国大陸の横断にシーズン中は苦慮する。時に「体が重い」と言うが、昼寝を活用するなど睡眠を調整しながら長丁場を乗り切っている。米国で体調を保つための秘訣(ひけつ)は大谷やダルビッシュらの経験談が参考になりそうだ。

 大谷は準々決勝では先発して5回途中2失点に抑え、打者でも相手の意表を突くセーフティーバントも披露するなど勝利に貢献。20日の準決勝に先発予定の佐々木朗は対策について「まだ(大谷やダルビッシュから助言は)聞いていない。寝るタイミングもある。あまり寝られないので、なるべく寝る努力はしたい」と語った。世界一まで、あと2勝。まずは時差ボケの解消が“第一関門”となる。(柳原 直之)

 ≪3人が球場経験あり≫侍ジャパンでローンデポ・パークでプレー経験があるのは3人。大谷は打者では2試合に出場し7打数1安打(打率・143)で0本塁打、2打点。投手では1試合、22年7月6日に登板し、7回2安打1失点、10奪三振で勝利投手になった。ダルビッシュは3試合、計15イニングを投げて1勝1敗、防御率6・60。19年4月15日に5回2/3を4安打2失点で、この年の初勝利を挙げた。ヌートバーは3試合(スタメンは1試合)出場して5打数無安打、4三振と、ここまで相性は良くない。

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2023年3月18日のニュース