ヤクルト村上 打率.320で大島.319“最接近”1厘差 3の0、44打席不発で最年少3冠王へ正念場

[ 2022年9月27日 21:33 ]

セ・リーグ   ヤクルト1ー4阪神 ( 2022年9月27日    神宮 )

<ヤ・神24>8回、空振り三振に倒れうなだれる村上(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトの村上宗隆内野手(22)は27日の阪神戦(神宮)に「4番・三塁」で先発出場したが、3打数無安打で2三振に終わった。1964年王貞治(巨人)が記録した日本選手シーズン歴代最多の55本塁打に並んでから10試合44打席ノーアーチとなった。

 初回、2死一塁で入った第1打席は、阪神先発右腕・青柳の外角低めシンカーを見極め、リーグ最多116個目となる四球で出塁した。これにより、2001年にペタジーニが記録した球団記録の120四球に「4」と迫った。

 しかし、第2打席以降は二ゴロ、空振り三振、空振り三振。これで10試合44打席ノーアーチ。今季は4月6日の中日戦(神宮)から同17日DeNA戦(横浜)にかけての46打席ノーアーチがワーストで、これに迫った。

 打率は試合前の.322から.320となり、この日のDeNA戦で4打数2安打を放った2位の大島(中日)が.319と1厘差に迫った。今月17日には村上が.335、大島が.314で最大2分1厘差がついていたが、史上最年少での3冠王を目指す22歳に試練が訪れている。

 2年連続9度目のリーグ優勝を決めた25日に村上は「記録との戦いもありますけど、そこに挑戦できるというのは今、僕しかいないので、挑戦できることに幸せを感じながらじゃないですけど…。色んなプレッシャーもありますけど、“自分なら出来る”と信じて頑張りたいなと思います」と言った。残り5試合、22歳のスラッガーに本当の強さが求められる。

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