ヤクルト V決定後は黒星発進 投手陣が10四死球乱調 村上は無安打2三振で10戦ノーアーチ 残り5戦

[ 2022年9月27日 21:33 ]

セ・リーグ   ヤクルト1ー4阪神 ( 2022年9月27日    神宮 )

<ヤ・神23> 6回1死、村上は空振り三振に倒れる(撮影・大森 寛明)
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 ヤクルトは阪神に1―4で敗れて3連勝ならず。注目の主砲・村上宗隆内野手(22)は4打席に立つも2三振を喫して3打数無安打だった。2年連続9度目の優勝を決めてから初戦を迎えたヤクルトを下した阪神はクライマックスシリーズ(CS)進出圏内の3位タイに浮上している。

 先発右腕・高梨は中野に初回先頭打者本塁打を被弾。4回には先頭・近本に二塁打された後で大山、佐藤輝に四球を与えて1死満塁のピンチを招くと、高寺の中犠飛で2点目を失った。続く坂本には初球カーブがすっぽ抜ける死球で再び2死満塁。何とかこの回は最少失点で切り抜けたが、5回には2四球を与えて大山、原口に連続適時打を許して2点を失い、結局、5回5安打4失点で今季9敗目(7勝)を喫した。5四死球を与えた高梨を筆頭に投手陣が計10四死球とピリッとしなかった。

 打線は阪神先発右腕・青柳に要所を抑えられ、リーグ単独トップの13勝目を献上した。初回の2死二、三塁でオスナが三振。2回には長岡、内山壮の連打で無死一、二塁とし、犠打で1死二、三塁としたが、得点することはできなかった。6回には先頭の宮本が青柳から左越えソロ。120打席目にして待望の今季1号となったが、得点はこれだけだった。

 1964年に王貞治(巨人)が記録した日本選手シーズン最多55本塁打に並んでいる村上は四球、二ゴロの後で2打席連続空振り三振。日本中が注目する56号はまたもお預けとなり、これで10試合44打席ノーアーチとなった。ヤクルトは残り5試合で、本拠・神宮では残り2戦。重圧をはねのけ、日本選手として未到の領域到達を目指す。

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