オリ・宮城「みんなでしたい」 ヤクルトのビールかけ見て“発奮” 由伸にVバトン渡すぞ

[ 2022年9月27日 05:00 ]

<オリックス練習>練習を終え引き上げる山本(左)と宮城(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 オリックス・宮城が、27日の楽天戦(京セラ)に予告先発された。セ・リーグ連覇を決めたヤクルトに刺激を受けた左腕は、逆転連覇を手繰り寄せる快投を披露する意気込みを示した。

 「ヤクルトさんは去年も優勝していますし、僕らは日本一になれなかったので、今度は僕らがしたい気持ちもあります。リーグ優勝して、去年できなかったビールかけを、みんなでしたいです」

 前日25日に連覇を決めたヤクルトの祝勝会をテレビ観戦。神宮球場の外野付近に設置された特設会場で、約3000本のビールをかけ合う姿が映し出された。「グラウンドで(ビールかけを)やっているのを見て、凄くうらやましいなと思いました」。リーグ制覇した昨季は新型コロナウイルスの影響で自粛しただけに、今度こそ、「勝利の美酒」に酔いしれる構えだ。

 この日は、京セラドーム大阪で全体練習に参加し、キャッチボールなどで最終調整。デッドヒートを演じる首位・ソフトバンクとの優勝争いも佳境で、練習前には、山本から、「ソフトバンクさんも勝っているし、おまえに懸かっているかもしれない。勝てよ」とハッパをかけられた。宮城も、求められる役割の重要性を理解している。

 「緊張感のある大事な試合ですし、そこに立たされる意味もしっかり思って全力でいきたい。チームに流れを持って来られる投球ができたらと思います」

 山本は現段階で本拠地最終戦となる30日のロッテ戦の登板が見込まれるが、10月2日の楽天との最終戦に回ることも可能。宮城が、絶対エースに最高の形でバトンを渡す。 (湯澤 涼)

続きを表示

2022年9月27日のニュース