中田、2戦連発の19号で巨人逆転勝ち!勝負強さの秘密は「とにかく窮屈に打つ」早出練習にあり

[ 2022年9月9日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人6―5DeNA ( 2022年9月8日    東京D )

<巨・D>5回、逆転3ランを放ちナインに迎えられる中田(撮影・光山 貴大)
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 これぞ4番の一振りだった。巨人・中田が5回に逆転の左中間19号3ラン。2戦連発に「今はしっかり自分のスイングができている」と胸を張った。

 これで4番に座ってから24試合で22打点。6本塁打は全て走者がいる状況と勝負強さが光る。常に心掛けているのは「初球から積極的にいく」こと。打席に向かうまでの間に狙い球の整理など、準備ができている証拠だ。

 試合前には若手と早出練習に取り組む。「とにかく窮屈に打つというのを意識しながらやっている」と右打ちでバットの軌道を確認する。「追い込まれても、正直、長打を狙っている打席というのは多かった」というスタイルから変更。原監督は「一番、近いポイントで打てるバッター。必然的に率も良くなるし、勝負強さも出てくる」と信頼を寄せる。

 巨人移籍直後から何度も指導や激励を受けた長嶋茂雄終身名誉監督が6日に緊急入院しており、中田も「本当にみんなが心配している」と言う。恩師を元気づける活躍で連勝に導き、CS進出圏内である3位・阪神に1・5ゲーム差に迫った。(小野寺 大)

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2022年9月9日のニュース