【阪神・平田2軍監督語録】2年連続ファーム日本一へ「今年は優勝しかって俺言うてる」

[ 2022年9月9日 05:15 ]

阪神の平田2軍監督と中日・福留
Photo By スポニチ

 午前中に降った雨によるグラウンドのコンディション不良のため、ナゴヤ球場で予定されていたウエスタン・リーグ中日戦は中止となった。引退を発表した中日・福留からバットをもらった阪神・平田2軍監督は、福留の功績を称えるとともに、2年連続ファーム日本一を目指すべく力を込めた。

 以下は阪神・平田2軍監督との一問一答。

 ――雨天中止
 「今日村上が投げる予定だったんだけど、日曜日の安芸にスライド。土曜日はウィルカーソン」

 ――引退の福留からバットをプレゼントされた
 「今(福留)孝介のバットをな(若手に使わせた)。高寺なんかは“ちょっとヘッドが効いてます”とか。いい選手はみんな、自分の道具にこだわる。小幡にはフェニックスで日ハムの近藤のバットをもらって参考に。一緒の形にしろってことじゃなくて、いろんな道具を試すということは若いうちはいいことだし。(いい選手は)やっぱり道具を大事にするよな。グラブでも孝介はまたいいグラブ、やっぱり元ショートだよ。だからそれが外野にも生きてるし、グラブにこだわり、やっぱりバットにも。道具にこだわる選手ということを若い選手は(見習って欲しい)。掛布さんや岡田さんや真弓さんもそうやったもん。一つ一つのこだわりというのは持ってほしいよね」

 ――バットには
 「中日ドラゴンズって書いてた。俺も大谷(から三振を奪い、ボールにサインしてもらったコディ・クレメンス)じゃないけど、エグい球だったとかさ。そういうあれは(置いといて)、中日ドラゴンズ入ってね、星野さんの時に。今日若い写真出てたけど、孝介も若いわ。45歳まで本当にね、厳しい星野さんの元で(始まって)。今の立浪監督もそうだけどさ、阪神で矢野監督や金本もそうだけど、鍛えてもらったちゅうのは大きいんじゃないかな」

 ――チームは現在ウエスタン2年連続で首位。育成と成績の両立
 「コーチがいいんじゃない。選手とスカウティングと。まずはスカウティング。上位はもちろん森木が1軍で投げさせてもらったり、純矢が今1軍で投げたり。近本、大山、佐藤輝とか1位がクリーンアップ組んだり。下位では高寺やさ、中川なんて今日も片岡(中日2軍監督)がいいですねなんてさ。相手チームから見てもよっぽどのものを。小幡もコロナから帰ってきて、こうやってショートとして。セカンドも含めてちゃんとセンターラインの軸を務めてるよ。ピッチャーもいいもん、桐敷だったり。そういうスカウティング、コーチの指導。選手の意識向上、それが全てでしょう」

 ――2軍でも勝利を目指す姿勢が1軍につながる
 「いやいや、勝利目指さないと。若い1年生も出すよ。普通なら1軍じゃないけど固定のメンバーでいいわけだけど、そうはいかんやん。この前は点差開いてこういう所でって中川出して、10何点取られたり。こういう経験をさせないと、こういう時だからこそ若い子たち。今遠藤はちょっと熊谷とかそういう絡みで出れないけど、昨日みたいに高山にちょっと出してやってくれるか言うて代打出したり。みんなにチャンスをあげないとモチベーション的には上がってこないし。前川ももうちょっとかかるけど、帰ってくるし。編成の関係で、コロナで何試合か中止にはなってるけど、10何人の編成もうまくいってるのよ。一時は育成をいっぱいとって3軍予備軍みたいなシステムもあったけど、今はほとんどのやつが試合に出られるねん。やっぱりゲームで経験できてるってことが、1年生でも関係ないもん中川とかさ。ゲームで経験できて、それをコーチと後で復習する。1軍行って困らないように、今のうちにファームでプレッシャーに。今年は優勝しかって俺言うてる。この前0―1で負けた時に粘りましたって、粘るのは当たり前。ここから(優勝を)意識したときの1つのバントや1つのプレーをいかに。コーチにもどんどんプレッシャーをかけてくれと。そこから力がついてくる。あと何試合で終わりですなんてやってたって力が付かない。大したもんやで、高寺なんか」

続きを表示

2022年9月9日のニュース